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 数河獅子 数河獅子チラシダウンロード
(PDF:2.20MB)
県指定重要無形民俗文化財
数河獅子(すごう獅子) 9月5日
岐阜県飛騨市古川町数河
(雨天の場合 行列は中止ですが獅子舞いは行います)

 数河獅子は飛騨市古川町上数河の白山神社、下数河の松尾白山神社の秋の例祭に奉納されます。この一帯は数河高原と呼ばれ、美しい白樺林と北アルプスの眺望がすばらしいところです。高原をさわやかな風がわたり、まわりの田んぼに黄金色の稲穂がたわわに実る9月、両神社では氏子たちが集まって秋祭りを祝います。
このとき豊穣への感謝をこめて往古からの神事である獅子舞を奉納しますが、これが数河獅子です。

数河獅子
       
 数河獅子は「曲獅子」「天狗獅子」「金蔵獅子」の三段から構成され、ユニークかつ複雑な踊りとなっています。それだけに9月5日の祭礼の一ヶ月前から、ギミアイ(吟味合)といって村の古老が毎晩出演者の指導にあたるそうです。
       
数河獅子1段目写真・曲芸的な舞い

<一段目>

  一段目は曲獅子からはじまります。これには雄と雌の2頭の獅子がでて、肩車やアクロバットを演じ文字どおりの曲芸です。舞いは、村人たちが平和の中で狂喜乱舞する場面を表現したものだそうですが、そうした意味を知らなくても十分楽しめます。

二段目・天狗獅子の舞い
<二段目> 

 曲獅子が終わると、二段目は天狗獅子です。これは天狗山男が獅子や熊、猿などと遊んでいると、途中から獅子がその本性をあらわして食いついてきたので格闘のすえついに獅子を討取るという筋です。単純な物語ですが、いかにも庶民的で舞いも大がかりなものがあり、三段中、観客の人気が最も高い舞いです。

三段目・金蔵獅子
<三段目> 

 最後に登場するのは金蔵獅子です。 金蔵がオカメとヒョットコの協力を得ながら、農作物を食い荒らす獅子を退治するというのが、この舞いの意味です。 こうして時に激しく、ある時はゆるやかに三段の舞が演じられていきます。

   
 この数河獅子の全編をとおして流れているのは、平和な山里にときたま悪者や獣がでてきて田畑を荒らしたり村人に危害を加えたりするが、やがて退治されてまた平和な生活が戻ってくるという、日本昔話的な要素でしょう。
 数河獅子は別名を『高麗獅子』ともいわれています。古伝によると、奈良時代にこの地に来ていた新羅僧隆観が、あるとき山中で面白く狂い遊んでいる獅子の姿を見て、高麗の芸術獅子舞にして後世に残したものなり、とあります。中世以後、数河は隠れ地となっていたため、この獅子舞も世に知られませんでしたが、昭和33年県指定文化財に指定されています。
       
一段目・肩車の曲獅子。 『獅子ばやし(おばこ)歌詞』

おばこくるかァと
  上のたんぼの中のちょうまで 出て待てばーァ
おばこ来もせで
  上のたんぼの中のちょうで ちょろけて居たーァ

見タコト聞イタコト話シャルナ
  話スト オヤヂニ 叱ラレルヨーオ


おばこくるかァと
  下のたんぼの草の上で ねてまてばーァ
おばこ来もせで
  下のたんぼのあぶやかが くらいつくーゥ

見タコト聞イタコト話シャルナ
  話スト オヤヂニ 叱ラレルヨーオ
   
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