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地元の若手中心に「飛騨古川・町並み景観研究会」を発足

印刷用ページを表示する掲載日:2022年5月23日更新

5月20日(金曜日)市役所

 

将来にわたって美しい町並みを保全・継承していくため、地域の若手を中心とした「飛騨古川・町並み景観研究会」が発足しました。

人口減少や高齢化、建築を担う人材の減少により、地域資源でもある古川町の美しい町並みや景観の維持が困難になることが心配されています。この研究会は、地元の若手が中心となり、古川町の美しい町並みの成り立ちや幅広い価値について学び、さまざまな調査や研究を行い、今後必要となる町並み保全対策を検討していくものです。今後、定期的な勉強会や調査・研究活動を行いながら、市への提言も行っていく予定です。

この日は、メンバーとなる20代から50代前半のメンバー13人に対する委嘱状交付式が行われ、代表して大工の原大作さんが都竹市長から委嘱状を受けました。

都竹市長は「古川の町並みづくりの特徴は、条例での規制や補助金によるものでなく、長い年月の中で住民の皆さんの思いが一致し、自主的に守り育んできたこと。若い年代の人に町並みへの思いを高めてもらい、人を育て、仲間を増やすことが、今後町並み・景観を守り生かしていくことにつながる。まずは先達から学び、研究を重ね、町への熱い思いを一緒に高めながら、100年、200年後に残せるように頑張っていきたい」とあいさつしました。

また、この日は國學院大学教授で、東京大学名誉教授の西村幸夫さんを講師に迎え、「外から見守り続けてきた飛騨古川の40年」と題した基調講演がありました。

西村教授は、古川町の町並みやまちづくりについて長年にわたって調査研究をされています。今回は、40年ほど前の町並みの写真と現在の町並みを比べたり、数年ごとに定点で撮影してきた写真を見比べながら、町並みの変遷などを分かりやすく紹介。「だんだん成熟し、景観が良くなっていることが分かる」としながら、「厳しく制限することでなく、『相場崩しを嫌う』といった住民主体でやっているところがすごい。町は生きている。住んでいる人のレベルが上がり、同じ気持ちで手を入れていくことで、町の魅力が上がる」などと話しました。また、変遷を遂げてきた複数の場所を示しながら「まちづくりのビジョンが共有されていることが分かります」と話し、「これからも若い人に魅力的な町を作ってほしい」と呼びかけ、参加者は熱心に西村さんの講演に聞き入っていました。

 

「飛騨古川・町並み景観研究会」の様子(1)

「飛騨古川・町並み景観研究会」の様子(1)

 

「飛騨古川・町並み景観研究会」の様子(2)

「飛騨古川・町並み景観研究会」の様子(2)

 

「飛騨古川・町並み景観研究会」の様子(3)

「飛騨古川・町並み景観研究会」の様子(3)

 

「飛騨古川・町並み景観研究会」の様子(4)

「飛騨古川・町並み景観研究会」の様子(4)

 

「飛騨古川・町並み景観研究会」の様子(5)

「飛騨古川・町並み景観研究会」の様子(5)

 

「飛騨古川・町並み景観研究会」の様子(6)

「飛騨古川・町並み景観研究会」の様子(6)

 

「飛騨古川・町並み景観研究会」の様子(7)

「飛騨古川・町並み景観研究会」の様子(7)

 

「飛騨古川・町並み景観研究会」の様子(8)

「飛騨古川・町並み景観研究会」の様子(8)

 

「飛騨古川・町並み景観研究会」の様子(9)

「飛騨古川・町並み景観研究会」の様子(9)