ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 組織でさがす > 環境課 > 蜂(ハチ)駆除・対策

蜂(ハチ)駆除・対策

印刷用ページを表示する掲載日:2017年12月25日更新

ハチは、野菜等の害虫であるチョウやガの幼虫などの昆虫を捕食したり、植物の受粉の手助けをするなど、自然界のバランスを保つうえで重要な働きをしている昆虫です。最近では、ハチと人間が接することが多くなってきたため、巣を刺激し、刺されるというトラブルが起こっています。しかし、スズメバチ以外は攻撃性が少なく、おとなしい昆虫であるため、ハチの種類と特徴を理解し、できる限りそのままにしてあげましょう。

スズメバチ類

生態

スズメバチ類(特に身近に存在し、危険なのはオオスズメバチ、キイロスズメバチ)は、体長が20~40mmとハチ類の中で最も大きく、高い攻撃力を有しています。チョウやガの幼虫、ハエ等を駆除してくれる農業・林業での益虫としての役割もある一方、スズメバチに刺されたことで年間約20名の死者が発生、ミツバチを襲うことから養蜂場や果樹園にとっては厄介な存在になるなど、害虫としての一面も持ちます。ちなみに年間約20名の死者は、クマやヘビ、サメより多く、危険な生物であることに間違いありません。

活動時期と巣

スズメバチは春から初夏にかけて、越冬からさめた女王バチが巣をつくり、卵を産みつけます。6月中旬ごろから働きバチが羽化しはじめると巣が急速に大きくなり、9月下旬から10月上旬ごろに最大となります。巣の形状は、きれいなマーブル模様の丸い巣で、大きさは種によってことなりますが、20cmから最大80cmになるものもあります。翌年は同じ巣は使用しませんが、同じ場所に新しい巣を作る可能性がありますので、注意しましょう。

駆除方法

巣の駆除は、大きさに関わらず専門の業者に依頼することをお勧めします。 刺激を与えなくても、巣に近づくと巣を守るために攻撃をしてくることがあります。見つけたら、近寄ったりいたずらをしないようにしましょう!

アシナガバチ

生態

アシナガバチは、体長が15~25mmであり、スズメバチに比べ攻撃性は高くありません。巣を刺激しなければ、襲ってくることはありません。

活動時期と巣

4月から5月に女王蜂が単独で巣をつくり始め、6月より働き蜂が羽化して共同生活をします。その後、巣は急激に大きくなり、ハチの数も増え、8月から9月に最大となります。巣の形状は、シャワーヘッドのような形をしており、巣の大きさは約15cmです。スズメバチと同様に翌年は同じ巣は使用しませんが、同じ場所に新しい巣を作る可能性がありますので、注意しましょう。

駆除方法

アシナガバチは殺虫剤に弱いため、比較的簡単に駆除できます。
ご自分で駆除する場合は、刺されないよう安全に十分に注意して行ってください。
ただし、巣が大きくなるとハチの数が増え駆除する際の危険性が増します。自主駆除をする際には防護服を着用し、自主駆除が困難な際は専門業者への依頼を考える必要があるでしょう。
また、人の出入りの無いような生活上の支障や危険性のない場所に巣ができた場合には、むやみに巣の駆除を行うことは控えましょう。

駆除の手順

  1. 夜間に周囲に明かりがないことを確認してください。
    暗闇ではハチの活動が鈍るので、安全に作業することができます。
  2. 風上に立ち、市販のスプレー式殺虫剤を、巣の斜め下または横から吹き付けます。
    注目 巣の真下から噴霧すると、上からハチが降ってきて危険です。
  3. 巣の表面にいるハチが一斉に飛び立ったり、羽音に恐怖を感じても、作業を中断しないで、一定時間噴霧しつづけます。
    噴霧時間は殺虫剤により異なりますので説明書きに従ってください。
  4. 翌朝、明るくなってから、ハチが巣にいなくなったのを確認し、棒などで巣を落としてください。巣は燃えるゴミとして処分できます。
    巣や死んだハチは素手で触らず、ホウキ等で集めて袋に入れましょう。

2、3日の間は、働きバチが巣のあった場所を飛ぶことがあります

服装

駆除する際は念のため白の長袖シャツ、長ズボン、防虫ネットなどを頭からかぶり、ゴム手袋などをして必ず一人では行わないようにしてください。

巣を作られないようにするために!

4月ごろから定期的に目視でチェックしてみましょう。
早期の巣であれば駆除も簡単です。

庭木は定期的に剪定し、風通しをよくしましょう。
生い茂った場所に巣をつくります。

庭には置きっぱなしのものをなくしましょう。
使用頻度の少ないものや、人の出入りの少ない場所に巣をつくります。

通気口には目の細かいネットを取り付け、隙間などをなくしましょう。
ハチの侵入口となり、屋根裏や壁の間に巣をつくります。

※このような場所に注意!※

このような場所に注意の画像

専門業者と駆除料金

市では、ハチの巣の駆除、防除機材の貸出しおよび補助金の交付は行っておりません。
専門業者につきましては、連絡先等をご案内しますので、市までご連絡いただくか、NTTのタウンページの「消毒業」を参考にしてください。 駆除料金は、ハチの種類、時期、巣の大きさ・高さ、場所等の状況によって、かなりの幅があります。依頼の際は業者に詳しく状況を伝えて、事前によく確認してください。

※「用語解説」は「Weblio辞書<外部リンク>」のページに移動します。内容については、Weblioまでお問い合わせ<外部リンク>ください。

<外部リンク>