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一般会計基金の状況と財政調整基金の規模の考え方

印刷用ページを表示する掲載日:2019年6月25日更新

一般会計基金の状況と財政調整基金の規模の考え方

 基金とは、条例に定めるところにより、特定目的のために財産を維持し資金を積み立てる「積立基金」と、定額の資金を運用するために設置する「定額運用基金」に大きく分けられます。

 そのうち積立基金は、年度間の財源調整や大規模災害などの不測の事態が発生した際の活用が見込まれる「財政調整基金」と地方債の償還に充てるための「減債基金」、特定の目的のために資金を積み立て、条例で定めた使途に限って取り崩すことができる「特定目的基金」に区分されます。

※地方債とは・・・地方公共団体が国や金融機関から借り入れる借金のことです。

 

(1)一般会計の基金

○積立基金・・・飛騨市積立基金条例に基づき設置

名称目的H30年度末
残高(千円)
財政調整基金年度間の財源調整資金に充てるため6,313,114
減債基金地方債の償還財源に充てるため161,500
特定目的基金 6,617,192
 合併基金合併後の市の振興経費に充てるため1,272,715
 ふるさと創生事業基金ふるさと創りのための施設整備、人材育成等の経費に充てるため621,067
 市民の暮らし応援基金子育て中の人たちおよび生きづらさや困難を抱える人たちへの助成に充てるため11,963
 交通遺族弔慰基金交通遺族に対する弔慰経費に充てるため5,421
 防災基金防災対策経費に充てるため90,916
 公共施設管理基金市の設置する公共施設その他の工作物の計画的な保全および撤去に要する経費に充てるため1,369,367
 鉄道資産整理基金鉄道資産の整理経費に充てるため1,528,111
 福祉事業基金福祉事業の資金に充てるため951,814
 清掃施設整備事業基金清掃施設の機能を適正に維持管理するための修繕等に要する経費に充てるため200,166
 新規就農者育成基金新規就農者の育成にかかる経費に充てるため74,318
 木育事業基金市内の樹木を活用した木育活動の定着化にかかる経費に充てるため1,804
 学校施設整備基金学校の整備経費に充てるため88,126
 文化・交流振興基金文化・交流の振興および関係施設の整備に要する経費に充てるため300,249
 小水力発電事業基金発電所施設の適正な保全および撤去に要する経費に充てるため1,155
 社会基盤維持基金防災・減災および社会基盤の維持・整備に要する経費に充てるため100,000


○定額運用基金・・・個別の基金条例に基づき設置

名称目的H30年度末
残高(千円)
 医療・福祉体制整備基金医師養成資金、看護師等修学資金、看護職員就職準備資金の貸付け20,000
 肉用繁殖雌牛導入基金肉用繁殖雌牛の貸与25,284
 乳用牛導入基金乳用牛の貸与17,400
 育英基金育英奨学のための資金の貸付け449,600

(2)財政調整基金残高規模の考え方

 一般的に財政調整基金は標準財政規模の10%~20%が適正と言われており、総務省が平成29年度に行った全国調査でも、 財政調整基金の積立ての考え方として「標準財政規模の一定割合」と回答した市町村のうち「5%超~20%以下」とする回答が最も多い結果でした。

 これに対し、平成30年度末における本市の財政調整基金残高は63億1,311万円で、標準財政規模に対する割合は57.8%となっています。

 これは、大規模災害などの予期せぬ事態が発生した場合、発災時の初期対応には被災者一人あたり40万円~50万円の支援費用が必要だと言われており、 国や募金などの支援があったとしてもその2分の1程度は不測の事態への備えとして確保しておくことが必要と考え、 「飛騨市民24,027人(H31.4.1現在)×25万円 ほぼ等しい 60億円」を、本市の財政調整基金の適正な残高規模としています。

 また、公金の保管・運用にかかる安全対策として、市内金融機関からの借入金残高との均衡を保つ面からも財政調整基金残高の規模は60億円が適正と考えています。

※標準財政規模とは、地方公共団体の標準的な状態で通常収入されるであろう経常一般財源の規模を示す指標で、財政分析や財政運営の指標算出などに利用されます。

(標準税収入額+普通交付税+臨時財政対策債発行可能額 ≒ H30年度:10,917,475千円)


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