7月29日(土曜日)飛騨市図書館ほか
夏休みの自由研究など、日ごろの学習や調べものでもっと図書館を利用してもらおうと、飛騨市図書館が小学生を対象に「学習サポート講座」を開きました。
これは、子どもたちが自ら課題を発見し、それを上手に調べることで解決する力を養ってもらう目的。「忙しいから後でね」などと人を頼ることができない場合、自分で調べ、自分で答えを探せるようになるそうです。
この日は市教委(神岡図書館司書)の松中翔さんが講師を務め、図書館を使った調べ方を分かりやすく教えました。松中さんは「自分で調べられるようになると、勉強が楽しくなります。図書館に来て、探偵気分で答え探しを楽しんでください」と呼び掛けていました。
松中さんは国内で年間70000冊もの本が出版され、「ざんねんな生き物事典」や「失敗図鑑」など図鑑だけでもさまざまな本が出版されていることなどをクイズを交えながら紹介。この後、図書館に移動して「日本十進分類法」という図書の分類法や本をすばやく検索するコツなどを教えました。
受講した古川小4年の廣田結一さんは「テレビで北アルプスに生息するライチョウを見て、絶滅危惧種の動物について勉強したくなりました。どんな動物がどこにいるのかや生態などを知りたいです」と早速、図書の自動検索機の使い方を教えてもらい、お目当ての本を探していました。
また、自由研究で県内の自治体の市章のいわれや特産などを調べている廣田さんの妹、2年の一夏さんは司書の松中さんに相談して「ふるさと飛騨市」などの社会科資料集を探しました。母親の麻衣さんは「自分で図書館を利用し、学習する力を身につけてくれるといいですね」と話していました。