8月25日(金)・26日(土)市役所
一般財団法人地域活性化センターとの共催による「地方創生実践塾」が飛騨市で開催されました。この実践塾は、「先進的な取り組みを行う地域を開催地とし、講義やフィールドワーク等でより実践的な地域づくりのノウハウや手法を学ぶことができる2~3日間のセミナー」で、毎年全国10数カ所の自治体で行われており、飛騨市では令和2年度から4年連続で開催しています。
今年は「関係人口と共に進める地域づくり〜地域の困りごとが地域資源に〜」と題し、飛騨市の関係人口を巻き込んだ地域づくりを学ぶために、全国各地から31名が参加しました。
1日目は、主任講師の都竹市長と特別講師で飛騨市地域おこし協力隊の永石智貴さん、市文化振興課の三好清超さんの講義を通して、飛騨市の関係人口の取組である「飛騨市ファンクラブ」や「ヒダスケ!」の仕組みや運営方法、地域資源と「関係人口」を組み合わせ交流を創出することや多様な人を巻き込んでいく大切さを学びました。
フィールドワークでは、飛騨古川池田農園で、実際に「ヒダスケ!」体験としてトマトのハウスの草取りを行い、参加者目線からヒダスケ!の魅力を体感していました。
1日目の夜には「飛騨市ファンの集い」形式で参加者同士の交流を深めました。飛騨市の食材や地酒を楽しみながら、ゲーム等で大いに盛り上がっていました。
2日目は、ヒダスケ!のプログラム主催者である池田俊也さんとヒダスケ!参加者の原田郁郎さんによるクロストークからはじまり、未来のコミュニティ研究室杉野弘明さんは学術的な観点から飛騨市の関係人口事業を振り返り、「関係人口」事業の展開するポイントを述べられました。
講義後には、ワールドカフェ形式で参加者さんの地域で関係人口事業をどう広げていくのかを、課題感や盛り上げ方を共有しながら話し合いました。
参加者らは「移住を目的としない関係人口事業の展開の必要性が分かりました」「飛騨市ファンクラブのようなファンクラブを自分の地域でも立ち上げたい」などと2日間を振りかえり、意気込みを語っていました。