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夜景と照明をテーマにワークショップを開催しました

印刷用ページを表示する掲載日:2023年8月30日更新

8月26日(土)円光寺と古川町市街地

古川の夜景を見直そうと、世界的な照明デザイナー・面出薫さんを講師に迎え、都市照明と夜景に関するワークショップが開かれました。市民や都市計画を学ぶ大学生ら約20人が参加しました。

最初に面出さんがJR京都駅や六本木ヒルズ、シンガポールなど国内外の主要都市で手掛けた照明デザインを紹介し、照明の役割や基礎知識なども教えました。面出さんは長崎の平和公園で手掛けている「平和を希う光」「伝統と町をつなぐ光」など個性的な照明デザインを始め、快適な照明や環境に配慮した照明、さらに光害など都市照明の様々な事例や問題点を取り上げ、「昼間の景観をつくるのは大変ですが、夜間はそこに住む人たちで良くできます。生活の半分を占める夜も良い町にしたいですね」と話していました。

続いて行われた都竹市長との対談では「各地で桜のライトアップが行われますが、中にはバズーカ砲のように無駄な光を出している所があります。自然豊かな所では点でなく、景色全体がフワーと浮かび上がる照明を心がけると良いと思います」と教えました。また、都竹市長は「夜景のスタンプラリーを楽しむように暗くなってから観光客を案内できるスポットを設けるなど、夜の散歩やウォーキングが楽しめる“夜景を見に来る街”をつくりたいですね」と話していました。

この後、参加者は懐中電灯や照度計を手に、瀬戸川やまつり広場、大横丁通り、寺などを散策しながら、効果的な照明や不要な光をチェックする実験ワークショップを行いました。

瀬戸川では灯籠の電球に画用紙を1枚被せる実験を行いました。和紙で灯籠の中心の強い明かりをぼかすことで、参加者は景観がより一層良くなることに気付いたようでした。また、まつり広場では既設の街灯の明るさが過度に強いことが分かり、街灯を一時的に消して、懐中電灯で広場の木立を美しく浮かび上がらせる照明の仕方を試していました。

最後に実験結果や各自が気づいたことを地図に書き記し、意見交換を行いました。都竹市長は「初めて夜景の点検を行いましたが意外なことが多く分かり、夢も広がりました」と話し、面出さんは「今日は古川の夜景を考えるキックオフです。その照明がなぜ悪いか、どうしたら良くなるかを皆さんで考え、少しずつでも良くなっていくといいですね」と話していました。
 

ワークショップの様子(1)

ワークショップの様子

 

ワークショップの様子(2)

ワークショップの様子

 

ワークショップの様子(3)

ワークショップの様子

 

ワークショップの様子(4)

ワークショップの様子

 

ワークショップの様子(5)

ワークショップの様子

 

ワークショップの様子(6)

ワークショップの様子

 

ワークショップの様子(7)

ワークショップの様子

 

ワークショップの様子(8)

ワークショップの様子