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史跡江馬氏館跡公園空堀の補修作業に汗を流しました

印刷用ページを表示する掲載日:2023年9月20日更新

9月17日(日) 史跡江馬氏館跡公園

文化財修復体験ワークショップ「江馬氏館跡で一緒にお堀を直しましょう!」が、神岡町殿の史跡江馬氏館跡公園で行われました。

江馬氏館跡は県内で唯一、国の「史跡」と「名勝」の両方の指定を受けています。今回は、この貴重な文化財を後世に伝えるため、「関係人口」や市民の皆さんの力を借りて困りごとや地域課題を解決する「ヒダスケ!」の仕組みを活用し、同施設の「空堀」を補修するプログラムとして実施しました。

同施設の空堀は、復元から約15年が経過して劣化が進み、表面の土がはがれて内部の金網が露出したりしているため、順次補修が進められています。今回は、より多くの人に関わってもらい、遺跡保護について一緒に考えてもらいたいという思いもあって参加者を公募。作業は、主門前の西堀の一部を補修するというもので、空堀の中に入ったり文化財を自分の手で補修するなど、普段はなかなか体験できないプログラムとあって、東京都や福井県など県内外から歴史愛好家13人が参加しました。

この日は、市文化振興課の大下永学芸員から、補修する空堀の概要や補修の手順などの説明を聞いた後、学芸員や「ヒダスケ!」参加者、飛騨神岡街づくり実行委員会のメンバー、同公園の管理スタッフなど8人と一緒に作業を始めました。補修する箇所に水を撒いた後、空堀の中へ降り、水を加えて練った真砂土をコテを使って上塗りする作業を実施。快晴で暑い一日となりましたが、参加者は元気に作業にあたり、40平方メートルほどの補修に汗を流しました。作業後は会所に入館し、この日の感想や今後の取り組みの方向性などについて話し合いました。「良い企画です。こういう普段は体験できないことをやってもらえると、また来たいと思う」「外国の方をターゲットにしても良いのでは」などの意見が寄せられました。

福井県の埋蔵文化財調査センターに勤務しているという藤本聡子さんは、勝山市から家族で参加しました。「以前、ここの発掘調査に関わった縁もあり、子どもにも歴史や文化財にふれて知ってもらいたいと思い、参加しました。普段は掘る方の専門なので、こうやって左官作業をするのは楽しかったです」、娘の悠花さんは「土がすごく重くて、1人でコテ板を持って塗るのが難しかったです。でも、楽しかったので、またやってみたい」と話していました。

大下学芸員は「ここは大事な場所なので、どうしたら守っていけるかをみんなで一緒に考えていただけたら。プログラムを通じて、いろんな人に知ってもらい、一緒に考える機会にしたいです」と話していました。

 

ワークショップの様子(1)

ワークショップの様子

ワークショップの様子(2)

ワークショップの様子

ワークショップの様子(3)

ワークショップの様子

 

ワークショップの様子(4)

 

ワークショップの様子

 

ワークショップの様子(5)

ワークショップの様子

 

ワークショップの様子(6)

ワークショップの様子

 

ワークショップの様子(7)

ワークショップの様子

 

ワークショップの様子(8)

ワークショップの様子

 

ワークショップの様子(9)

ワークショップの様子

 

ワークショップの様子(10)

ワークショップの様子

 

ワークショップの様子(11)

ワークショップの様子

 

ワークショップの様子(12)

ワークショップの様子