ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 広報ひだ > 市内の外国人材の皆さんが交通ルールや救急対応などを学びました

市内の外国人材の皆さんが交通ルールや救急対応などを学びました

印刷用ページを表示する掲載日:2023年9月26日更新

9月24日(日) 古川消防署
市内で働く外国人材の皆さんが安心安全に地域で暮らせるよう、暮らしのマナーやルールなどについて学んでいただく「生活マナー講習会~交通マナー・防犯・救急法・緊急通報編~」を古川消防署で開催しました。

先だって実施された「バスの乗り方講習会」に続き、今年度2回目の講習会です。この日は、犯罪や交通事故の防止、救命処置や怪我の応急手当、119番通報、消火などに関する講習を実施。ベトナム、カンボジア、ミャンマーから来日している6人が参加しました。

前半は、飛騨警察署職員が講師となり、外国人材の皆さんがよく使う自転車について正しい乗り方などを呼びかけたり、犯罪に巻き込まれないように注意をうながすドラマ仕立ての教則用DVDを見ながら学びました。

国ごとに交通ルールやマナーが違うため、自転車にまつわるトラブルも起こりがちだそうです。自転車がからむ交通事故は年間15万件にものぼることを紹介し、「自転車は車両なので、車道の左側走行が原則。自転車の走行が許される歩道でも、必ず徐行しながら歩行者を優先して」「スマートフォンを見ながらの運転や傘さし運転、並走は絶対にやらないで」「安全基準を満たすヘルメットをかぶって運転して」などと説明しました。

また、防犯について、偽造在留カードは絶対に買わないことや、自分のスマートフォンや預金通帳を他人に渡したり売ったりしないことをアドバイス。「簡単に高額が稼げる仕事は、犯罪につながりがち。いくら気をつけていても、生活不安や友人の誘いなどから、犯罪に巻き込まれることはあります。困りごとを自分ひとりで抱え込まず、周りの人や警察に相談して」と呼びかけました。

後半は、飛騨市消防本部古川消防署救急課主事の酒井和輝さんが、実践を交えながら、消防や救急救命に関する講義を行いました。

救命処置については、迅速に心肺蘇生を試みることの重要性や正しい処置を説明した後、実際に胸骨圧迫を体験する講習を実施。止血の講習も行い、「タオルなどを当て、相手が『痛い』と言うくらい強く押さえて」「自分に相手の血液が付かないよう、できるだけビニール製の手袋や袋を使って」などと指導しました。

また、岐阜県では、電話通訳センターを介して18カ国語の119番通報に対応していることを説明。救急車の出動を要請する訓練通報を実際に行い、通訳を交えてベトナム語と日本語でやり取りをする場面も見学しました。他に、火災報知器の音を聞いたり水消火器の放水体験も行うなど実践的な講習となりました。

参加したベトナム出身のヴ―・ティ・ウエンさんは「救命処置が一番印象に残りました。実際に処置をしたことはありませんが、これまでにも勉強したことはあります」などと話しました。外国人材を受け入れている古川町の株式会社飛騨ダイカストの渡邉正憲代表取締役は「これから災害シーズンですし、夜勤者の避難訓練なども新たに計画しているので、いいタイミングで講習をやっていただき、ありがたいです」と話していました。
 

講習会の様子(1)

講習会の様子

 

講習会の様子(2)

講習会の様子

 

講習会の様子(3)

講習会の様子

 

講習会の様子(4)

講習会の様子

 

講習会の様子(5)

講習会の様子

 

講習会の様子(6)

講習会の様子

 

講習会の様子(7)

講習会の様子

 

講習会の様子(8)

講習会の様子

 

講習会の様子(9)

講習会の様子

 

講習会の様子(10)

講習会の様子

 

講習会の様子(11)

講習会の様子

 

講習会の様子(12)

講習会の様子