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「河合っ子座公演」前に、児童が専門家から歌舞伎の基礎学ぶ

印刷用ページを表示する掲載日:2023年10月17日更新

​10月12日(木)・13日(金) 河合小学校

11月11日午前9時から河合小学校で「河合っ子座公演」と題した歌舞伎公演を行う河合小学校の5、6年生が本番を前に、専門家から歌舞伎の基礎などについて学ぶ「歌舞伎教室」が開かれ、児童11人が受講しました。

文化庁の「子ども育成事業」の一環で、総合的な学習の時間として実施したもの。美濃歌舞伎博物館・相生座の小栗幸江館長や、飛騨市河合町歌舞伎保存会の皆さんが講師となり、歌舞伎の歴史などの基礎を紹介する講話や三味線などの楽器体験、演技や化粧などについて実演を交えた講義がありました。

13日午前には演技についての指導がありました。児童らは、体育館ステージの仮設舞台に立ち、本番当日の演目である『青砥稿花紅彩画 弁天小僧浜松屋 店先の場』の練習の成果を披露しました。

小栗さんは「セリフをしゃべるのは合唱と同じ。大きく口を開けて顔を上げると、声は自然に大きくなるよ」「誰かの陰に立つと、お客さんから演技が見えないよ」などと演技の基本を指導。また、江戸文化や町民の暮らしなど物語の背景も分かりやすく説明し、セリフのイントネーションや、しゃべり方などを修正しました。「登場人物の状況や気持ち、心の動きを考えて、役になりきることが大事だよ」とアドバイスしていました。

「弁天小僧菊之助」を演じる5年生の板屋紫万さんは「長いセリフがあるんですが、言葉の1つひとつに意味があることや、イントネーションが違っていたこと、弁天小僧はもっと堂々としなければいけないことが、先生の話を聞いて分かりました。お客さんに楽しんで笑ってもらいたいし、長いセリフやイントネーションを頑張って覚えたいです」と意気込んでいました。

保存会の大下哲矢会長は「芝居の成り立ちや人物像など、深いところまで詳しく教えてもらえてありがたいです。毎年、先生に入っていただくと、やる気になって気持ちが切り替わり、芝居が良くなっていく子がいるように思います。今日もいくらか様になってきたようで、その気になったのかも」と話し、真剣に取り組んでいる子どもたちの姿に目を細めていました。

指導を受ける児童の様子

指導を受ける児童

児童を見守る指導者の様子

児童の様子を見守る指導者

指導の様子(1)

指導の様子

指導の様子(2)

指導の様子

指導の様子(3)

受講の様子

指導の様子(4)

受講の様子

指導の様子(5)

受講の様子

指導の様子(6)

受講の様子

指導の様子(7)

受講の様子

指導の様子(8)

受講の様子