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​ 被災地への緊急消防援助隊派遣職員による報告会

印刷用ページを表示する掲載日:2024年1月16日更新

1月12日(金)市役所市長室

能登半島地震の被災地支援のため、石川県に派遣されていた飛騨市消防本部の職員代表が都竹市長に現地の状況や活動内容を報告しました。派遣職員は緊急消防援助隊岐阜県大隊の一員として、発生直後の1日から10日まで3回に分けて輪島市名舟町や穴水町、能登町などに計21人が送り込まれ、行方不明者の捜索や救急活動などに当たりました。

第1次派遣隊は主にテント設営など拠点確保に従事し、第2次隊と第3次隊は消火活動や倒壊した家屋での瓦れき撤去、行方不明者の捜索、救急活動、ライフラインが途絶えた病院からの転院搬送などを行いました。

この日は各隊代表が活動記録や被害状況を撮影した写真を持参し、都竹市長に報告。隊員たちは一面焼け野原となった火災現場や倒壊した家屋、土砂崩壊、隆起した海岸線、家族らを失った被災者を目の当たりにして「想像を絶する被害の大きさでした」と話していました。

「地割れがひどかったようですが」という市長の問いかけに、転院搬送に当たった隊員は「道路が至る所で地割れを起こし、本来7時間で行けるところ倍の14時間もかかり、患者への声掛けや代替ルートを探すのが大変でした」と振り返っていました。市長は被災状況の写真をじっと見つめながら「報告を受け、状況が鮮明に把握できました。見たことがない光景だ」と。

また、被害の大きかった輪島市内の状況について「家屋がほとんど横倒しになり、1階がつぶれていました。7~8割は倒壊していました。特に海沿いは壊滅状態でした」と報告。救急活動では県大隊全体で家屋の倒壊現場などから2人を救助したそうです。

10日間にわたる任務を終えた派遣職員は後続の神奈川県大隊に引き継ぎ、現場を引き揚げました。

市長は「急なタイミングで対応に追われ、大変だったと思います。お疲れ様でした。市民からも『行っていただいてよかった』という声が届いています。活動は長引きますので、また支援要請があるかも知れませんのでよろしくお願いします」と、感謝と激励の言葉を述べました。

派遣職員による報告会の様子(1)

報告会の様子

派遣職員による報告会の様子(2)

報告会の様子

派遣職員による報告会の様子(3)

報告会の様子

派遣職員による報告会の様子(4)

報告会の様子

岐阜県大隊進出の様子

岐阜県大隊進出

倒壊建物の様子

倒壊建物

輪島市名舟町内火災現場の様子

輪島市名舟町内火災現場

石川県穴水町に向かう岐阜県大隊の様子

石川県穴水町に向かう岐阜県大隊