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高校生対象に「認知症サポーター養成講座」が開かれました

印刷用ページを表示する掲載日:2024年1月19日更新

1月15日(月曜日)飛騨神岡高校

認知症にやさしい町づくりを目指し、学校や企業などを巡回している飛騨市認知症キャラバンメイトの皆さんが、飛騨神岡高校と吉城高校で「生活と福祉」の授業を選択する生徒を対象に「認知症サポーター養成講座」を開きました。

生徒たちはこの講座を通して認知症を正しく理解し、自分ができることを考えたり、職業選択に生かすなど、認知症との関わり方を学びました。

この日は飛騨神岡高校2年生8人が受講。飛騨寿楽園の職員でキャラバンメイトの重森渉さんが講師を務め、「脳のはたらきと認知機能の低下」「痴呆症から認知症へと用語が変わった背景」「4大認知症とそれぞれの症例や原因」「男性に多い若年性認知症」などについて指導しました。

また、体験の一部を忘れる「物忘れ」と全部を忘れる「認知症」との違い、「記憶障害」を始め、季節感が薄れたり道に迷ってしまう「見当識障害」など認知症のさまざまな症状を学びました。重森さんは「ご飯を食べたことを忘れてしまい、反論する人に対して、どう話しを持っていくか、工夫することが大切です」などと話しました。

この後、認知症を我が事と捉えるため「もし、自分が認知症になったらどう暮らしたい?どうしてもらいたい?」をテーマにワークショップを行いました。生徒たちはグループに分かれて意見を出し合い、それらの意見を項目やカテゴリー別に島分けした後、特に重要な島を選び、なぜその島を選んだのかを発表し、理解を深めました。

受講した古田彩香さんは「祖母が認知症のため、同じことを何度も聞いたり話したりすることがあるのでイライラし、強く当たったりすることがあります。今回この講座を受け、高齢者には傾聴を心掛け、温かく接してあげることが大切だと分かりました」と話していました。

2025年には団塊の世代が75歳の後期高齢者となるため、介護の現場では人材不足という問題を抱えています。飛騨市認知症キャラバンメイトは学校など地域でこうした講座を開催し、高齢者を支える力の底上げを図っています。

認知症サポーター養成講座の様子(1)

認知症サポート養成講座の様子

認知症サポーター養成講座の様子(2)

認知症サポート養成講座の様子

認知症サポーター養成講座の様子(3)

認知症サポート講座の様子

認知症サポーター養成講座の様子(4)

認知症サポート養成講座の様子

認知症サポーター養成講座の様子(5)

認知症サポート養成講座の様子

認知症サポーター養成講座の様子(6)

認知症サポート養成講座の様子

認知症サポーター養成講座の様子(7)

認知症サポート養成講座の様子

認知症サポーター養成講座の様子(8)

認知症サポート養成講座の様子

認知症サポーター養成講座の様子(9)

認知症サポート養成講座の様子