美味しいお米づくりに活躍した生産者の皆さんを表彰

印刷用ページを表示する掲載日：2024年1月22日更新

1月18日（木曜日）市役所

「第3回飛騨市うまいお米アワード2023」の授賞式が市役所で開かれました。

市内の農家の皆さんが生産するお米は全国的にもトップクラスの高い評価を得ており、「第25回米・食味分析鑑定コンクール国際大会 in つなん」国際総合部門で(株)みつわ農園が特別優秀賞を受賞し、11年連続の入賞を果たすなど素晴らしい活躍をされています。味度値の全国的な平均が70点とされている中、飛騨市産は平均84点と非常に高いレベルを維持しているところです。

この賞は、市内で質の高い美味しいお米づくりをされている皆さんの努力を称え、今後さらに励んでいただくことで、市内の米づくりの底上げやさらなるレベルアップを目指そうというもの。「米・食味分析鑑定コンクール国際大会」や「飛騨の美味しいお米食味コンクール」の受賞者や、これらのコンクールに出品された市内のお米のうち、食味値や味度値の合計点数が高かった人などが選ばれました。また、新たに自給的に米づくりに挑戦し、「飛騨の美味しいお米食味コンクール」で活躍された女性も選出されました。

今回は、各種コンクールで活躍された皆さんに贈られる「米の匠賞」が新設され、(株)みつわ農園、(有)エイドスタッフの田中一男さん、稲越農業改良組合の宮本善秋さんが選ばれました。

都竹市長から表彰状を受け取った、みつわ農園の畠中望代表は「令和5年はとても暑い年となり、高温障害で見た目も味も悪い影響がありました。昔からのやり方が通用しませんでした。昔からのやり方を守りつつも、暑さに強い品種に替えたり、栽培方法を見直すなど新しいことへの挑戦も必要と感じました。飛騨の農家さんが知恵と力を出し合って、いつか『お米と言えば飛騨産コシヒカリ』と言ってもらえるように頑張っていきたい」などと意気込みを述べました。

同じく田中一男さんは「消費者の方が『美味しい』と思われるのは、一般的にコシヒカリなのかなと思います。ただ、作る側からすると、美味しいお米を届ける責任はありますが、収量を放っておいて食味だけを求めても経営的にはうまくいかない。大変な時代ですが、これからも努力していきたい」などと話しました。

飛騨市長賞は、阪口誠一さんが3年連続の受賞となりました。他に、飛騨市議長賞に沢之向光さん、飛騨市農業委員会会長賞に田中清さん、飛騨市食の大使賞に石川さやかさんが選ばれました。

あいさつに立った都竹市長は、受賞者の労をねぎらい、「消費者の方に喜んでいただくのがとても大事。消費者と生産者の『顔』が見える関係の中で、飛騨市のお米を味わっていただき、喜んでもらえるような産地づくりに力を入れていきたい」などと話し、激励しました。式典後は、石川さんのお米の試食もあり、参加者は舌鼓をうって交流していました。

なお、この賞の開催を記念して各種イベントが行われます。詳細は、食のまちづくり推進課0577-62-9010へお問い合わせください。

★1月27日（土曜日）10時00分～12時00分に古川町上町の「飛騨産直市そやな」で、飛騨市長賞を受賞した阪口さんのお米の試食会が行われます。合わせて1月27日（土曜日）・28日（日曜日）の2日間、9時00分～16時00分に同施設で店内の商品を2,000円以上購入した先着100人に、阪口さんのお米2合をプレゼントします。いずれも無くなり次第終了。

★1月27日（土曜日）・28日（日曜日）の2日間、市内の飲食店（茶屋maru、喫茶あん、さか江家食堂、タスパdeシャングリラ）で、今回の受賞者のお米を味わうことができます。こちらも無くなり次第終了。