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福井県平泉寺小と宮川小の児童たちがオンライン交流を楽しみました

印刷用ページを表示する掲載日:2024年2月16日更新

2月7日(木曜日)宮川小学校

福井県勝山市にある平泉寺小学校と宮川小学校は“池ケ原湿原”という同じの名称の湿原をもつのが縁で、昨年度より総合的な学習(ふるさと学習)を通して交流しています。両校を結ぶオンライン交流は2回目で、今回は池ケ原湿原に関して両校が1年間にわたり探究したことを発表し、互いの校区の良さを再認識し、ふるさとに誇りを持ちました。

オンライン交流には宮川小からは2、4、6年生合わせて5人、平泉寺小からは3、4年生15人が参加しました。画面には児童の顔や互いの教室の様子などが映し出され、お互いに自己紹介を行った後、それぞれの池ケ原湿原の魅力を紹介。群生するヨシの刈り取りなど湿原の環境保全や、プラスチックごみ削減などの環境問題についても紹介しました。

最初に平泉寺小の児童たちが湿原の観察会で学んだ、ヨシ刈りを行った場所と行っていない場所とでヨシの高さや、地面に届く光の明るさが異なる点を指摘。ヨシ刈りが必要であることをアピールしました。また「ヨシが無限に生えているのはなぜでしょうか?」といった質問も織り交ぜながら、刈り取ったヨシでヨシストローを作り、海洋プラスチック削減などの環境問題に一役かっていることなどを紹介しました。

一方、宮川小の児童は春、夏、秋と異なった顔を見せる湿原植物を紹介。春早く顔を見せるザゼンソウは「自分の熱で雪を溶かして成長します」と教えたり、湿原食物を代表するミズバショウについて「近年は雪が少なく水量が減っているせいで、冬なのにミズバショウが春と勘違いし、成長が早くなっています」「ミズバショウが減ったのはサトイモ科なのでイノシシが好んで芋を食べてしまうからです」などと発表。

また、美しい湿原が保たれているのは「ヨシ刈りだけでなく、石で小川も作ったりするからです」などと保護センターのさまざまな取り組みも紹介しました。ヨシストローに関しては平泉寺小との交流を通して知り、宮川小でもヨシストロー作りを始めたことなどを伝え、「これからは僕たちも環境問題についてもっと勉強し、保護を呼び掛けたいと思います」と話していました。

これに対し、平泉寺小の児童たちは「ヨシストローは時間と手間がかかるので、たくさん作ることはできませんが、みんなに環境を守ることか必要であることを知ってもらえたらいいと思います。地域の人からは『がんばったね』と言われてうれしいです」と話していました。

オンライン交流を終え、6年生の丸山治馬君は「ヨシの生え方など、僕たちももっといろいろ観察したり、環境活動について勉強したいと思います。平泉寺小学校のプレゼンはイラストが入っていたり、説明も細かく書いてあり、分かりやすかったです」と感想を話していました。

オンライン交流会の様子(1)

オンライン交流会の様子

オンライン交流会の様子(2)

オンライン交流会の様子

オンライン交流会の様子(3)

オンライン交流会の様子

オンライン交流会の様子(4)

オンライン交流会の様子

オンライン交流会の様子(5)

オンライン交流会の様子

オンライン交流会の様子(6)

オンライン交流会の様子

オンライン交流会の様子(7)

オンライン交流会の様子

オンライン交流会の様子(8)

オンライン交流会の様子

オンライン交流会の様子(9)

オンライン交流会の様子