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吉城高生が「YCKプロジェクト」での取り組みや学びを発表

印刷用ページを表示する掲載日:2024年2月8日更新

2月7日(水) 飛騨市文化交流センター

吉城高校が進めている課題解決型キャリア教育「YCKプロジェクト」の活動報告会が、飛騨市文化交流センターで開かれました。

学校や地域の皆さんのサポートのもと、吉城高校の生徒らが今年度行ってきた探究学習のまとめや成果について発表する場です。同校の生徒だけでなく、地域の皆さんや近隣の中学生などを前に、スライドなどを用いながら今年度の取り組みを報告したり、活動を通じて得た学びについて振り返りました。会場では、同校の生徒や教職員の他、国府中学校の生徒、都竹市長など学校運営協議会の委員も発表に耳を傾けました。

当日は、それぞれが取り組んだ課外活動プログラムの様子や、持続可能な社会の創り手になることを目指すための授業である学校設定教科「ESD」での取り組みを紹介しました。

課外活動プログラムでは、古川祭での観光ガイドや清掃などのボランティア活動、小学生を対象に物の重心や花の構造などについて講義をするサイエンス教室、都竹市長を講師に迎えた特別補習、子ども食堂への関わり、薬草や飛騨の文化について学んだ体験などを報告。取り組んだ動機や具体的な活動内容、取り組みを通じて印象に残ったことや感じたこと、発表を通じて伝えたいことなどを簡潔にまとめ、スライドを使って分かりやすく説明しました。

「ESD」の発表では、地域の観光振興を図るために考えた「食べ歩きのできる商品の自動販売機」の提案や、高山祭の人手不足解消に向けた「子ども向けの祭りの役職体験」「観光客向けの祭りの出役体験」の提案がありました。また、台湾での研修の報告、飛騨への外国人移住者増加に向けた考察なども発表。「飛騨山椒」の魅力を伝える取り組みではインタビューやアンケートなどをもとに試作品を作ったり、地域の喫茶店などを活性化させるために地元の飲食店の協力を得て「飛騨の丸ごと焼きりんご」などのメニューを開発し、販売にまでこぎつけるなど実践的な取り組みの紹介もありました。

最後に、3年生の田之下なつめさんが「YCKプロジェクトと私」の演題で、さまざまな取り組みへの思いを発表しました。田之下さんは、学習サポーターやサイエンス教室、子ども食堂、国際理解探究の活動を通じて、子どもたちが英語を学ぶ楽しさを実感でき、自分自身も学びつづける教員、子どもの幸せの実現のために支援ができる教員を目指したいという具体的な夢が持てたと紹介。英語や子どもへの支援を学べる大学への進学を決めたことも説明しながら、「発見や挑戦を大きなことと思わず、半歩でも進んでみて」「YCKプロジェクトが道しるべとなって、未来へ進む手助けになるはず」と呼びかけました。

講評した岐阜大学教職大学院の長倉守准教授は、吉城高校が実践しているカリキュラムの特徴などを解説しながら「探究の学びを中核としながら、この飛騨のまちを盛り上げていって」などとエールを送りました。

「高山祭~人手不足に終止符を~」の発表に参加した2年生の小瀬龍飛さんは「発表は緊張しましたが、自分たちの解決策を聞いてもらえて良かったです。実現できるかは分かりませんが、今後の課題解決につながれば」「他の発表も、地域のことを考えて解決策を考えていて、すごいと思いました」と感想を話していました。

「YCKプロジェクト」活動報告会の様子(1)

「YCKプロジェクト」活動報告会の様子

「YCKプロジェクト」活動報告会の様子(2)

「YCKプロジェクト」活動報告会の様子

「YCKプロジェクト」活動報告会の様子(3)

「YCKプロジェクト」活動報告会の様子

「YCKプロジェクト」活動報告会の様子(4)

「YCKプロジェクト」活動報告会の様子

「YCKプロジェクト」活動報告会の様子(5)

「YCKプロジェクト」活動報告会の様子チーノ

「YCKプロジェクト」活動報告会の様子(6)

「YCKプロジェクト」活動報告会の様子

「YCKプロジェクト」活動報告会の様子(7)

「YCKプロジェクト」活動報告会の様子

「YCKプロジェクト」活動報告会の様子(8)

「YCKプロジェクト」活動報告会の様子

「YCKプロジェクト」活動報告会の様子(9)

「YCKプロジェクト」活動報告会の様子

「YCKプロジェクト」活動報告会の様子(10)

「YCKプロジェクト」活動報告会の様子

「YCKプロジェクト」活動報告会の様子(11)

「YCKプロジェクト」活動報告会の様子