2月10日(土曜日)宮川小学校
児童の学びに協力してくれる地域の皆さんや保護者、教育関係者などを招き、感謝の気持ちを伝えようと、宮川小学校で「感謝の会」が開かれました。当日は「6年生を送る会」「学習発表会」「お世話になった方々へ」の3部構成で行われました。
6年生を送る会では、今春に同校を卒業する6年生の丸山治馬さんに対し、下級生6人が一緒に過ごした学校生活や交流を振り返り、優しく接してくれたこと、掃除やドッヂボールのやり方を教えてくれたことなどに感謝を述べ、プレゼントを贈りました。また、丸山さんの1年生から6年生までの学校生活や成長の記録をスライドで振り返ったりしました。丸山さんは、下級生1人ひとりの良い点をあげ、「なりたい自分に向けて頑張って」「学校のみんなが仲良くして」「仲間の良いところを見つけたらほめてあげて」などとメッセージを送りました。
学習発表会では、総合的な学習の時間や生活科の授業でそれぞれ取り組んできた学びについて報告がありました。
4年生と6年生は、池ヶ原湿原について調べたことや地域の人から学んだことをまとめ、その魅力などを発表しました。また、湿原を守るため、困りごととなっているヨシの繁茂について、刈り取ったヨシを有効活用することで継続的なヨシ対策につながらないかと考え、ヨシストロー作りに取り組んだと報告。試作する中でコストや時間、手間がかかることなど課題もたくさん見えてきたと説明しました。
1年生と2年生は、地域の中で見つけた「ステキ」について発表。牧場やガソリンスタンド、建設業などに携わる人々から直接聞いた仕事内容ややりがいなどをまとめて報告し、感じたことや自分の思いをそれぞれ発表しました。
第3部の「お世話になった方々へ」では、スクールバスの運転手の皆さんやスキーの指導をしてくださる方々など、日ごろ児童の生活や活動に積極的に協力している団体の皆さんに対して感謝状を贈呈。児童らは、代表者一人ひとりにメッセージと感謝の言葉を添えながら手渡していました。
この日、会場を訪れた大下美雪さんは「運動会や文化祭に来たりしていますが、こうして感謝の会に招いてもらったのは初めて。子どもだけで取り組んだ姿やタブレットを使って紹介する様子を見て、すごいなと思いました。小さい学校でも、協力し合ってできることがあります。地域住民として、子どもが少なくても学校が存続してくれることを願っています」と話していました。