3月11日(月)市役所
飛騨市は、県内でいち早くクアオルト健康ウオーキングを取り入れ、市民の健康増進に努めています。今回、新たに医学的見地に基づいた事業を展開するため、飛騨市健康ウオーキングガイド協会及び岐阜県厚生連久美愛病院との間で「クアオルト健康ウオーキング推進に関する連携協定」を締結しました。
飛騨市では平成28年度の「太陽生命クアオルト健康ウオーキングアワード」受賞を機に市健康ウオーキングガイド協会を設立し、健康ウオーキング事業を展開しています。
それ以来、市は循環器疾患改善のため医療分野との連携が課題でしたが、先ごろ岐阜市の症例研究でクアオルト健康ウオーキングによって血圧が適正に降下し、精神状態の向上・改善も実証され、また、心臓リハビリテーションの一環として久美愛厚生病院が加盟するCR-GNet(岐阜心臓リハビリテーションネットワーク)でもクアオルト健康ウオーキングが活用されることになり、念願の医療機関との協定が実現しました。
今後、市は定例ウオーキング参加者の血圧や心拍数といった数値データなどを久美愛厚生病院と共有、蓄積しますが、将来的には健康診断データに基づいた検証も行われる予定です。
締結式があったこの日、飛騨市健康ウオーキングガイド協会から牛丸洋子会長、久美愛厚生病院からは山本昌幸病院長が出席し、都竹市長ともに協定書に署名。都竹市長は「医療分野との連携は長年の課題でしたが、久美愛厚生病院のバックアップで懸案事項が解決でき、喜んでいます。今後、市民の健康づくりに役立つように幅を持たせた活動に取り組んでいきたい」とあいさつしました。
また、牛丸会長は「市長の熱い思いに触れ、気持ちを新たにしています。これからは市民が豊かな人生を送ることを願い、医療面という切り口からも大きな期待を寄せています」と話し、山本病院長は「医学的な見地から研究、実践することで知恵を絞り、健康づくりに参加していきたい」と抱負を述べられました。