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「ボトルtoボトル」水平リサイクルに関する協定をサントリーグループと締結

印刷用ページを表示する掲載日:2024年3月15日更新

3月14日(木曜日) 市役所

飛騨市は、回収された使用済みペットボトルを再利用し、工場で再びペットボトルに生まれ変わる「ボトルtoボトル」水平リサイクルについて、4月からサントリーグループと協働で取り組むことになり、14日に市役所で協定締結式が行われました。

飛騨市では、500ミリペットボトルに換算して年間220万本分が回収されています。これまでも使用済みペットボトルは分別・回収されて再資源化され、ペットボトルの他、包装用品や衣類品などにリサイクルされてきましたが、その多くが数回でリサイクルの輪が途切れ、最終的には焼却処分されていました。

しかし近年、「ボトルtoボトル」の分野で技術革新が進み、何度でもリサイクルができる仕組みとなっているそうです。石油由来の原料から新たにペットボトルを製造するよりも、リサイクルする方が、二酸化炭素の排出量が約60%削減されるという利点があり、また回収されたペットボトルが同じペットボトルに生まれ変わることでリサイクルが「見える化」され、リサイクルの意義を身近に感じやすくなり、市民のリサイクル意識の向上にもつながると期待されています。

今回の協定を受け、飛騨市で回収されたペットボトルが市リサイクルセンターからサントリー社指定の再生事業者へ送られるようになります。ペレット化された後に「プリフォーム」と呼ばれる試験管のような材料に成型され、それを用いてサントリー社の工場で新たにペットボトルが作られるというものです。

式典には、サントリーグループを代表してサントリー食品インターナショナル(株)常務執行役員 SBFジャパン 生産・SCM本部長の風間茂明さんと都竹市長が出席し、協定書を交わしました。同グループが自治体と同様の協定を結ぶのは県内では5例目、飛騨地域では初めてとなります。

都竹市長は「分別した後にどうなるかが市民に理解されていないと、分別等が進みにくい現状です。ペットボトルが直接ペットボトルに生まれ変わるということが分かると、リサイクルに対する市民の気持ちも高まるのでは。『飛騨市ゼロカーボンシティ宣言』の推進にもつなげたい」とあいさつ。風間さんは「地域の皆さんへ向けた環境事業の実施や、皆さんと一緒になって持続可能な循環型社会の実現に向けて努力を続けていきます」などと話しました。

締結式の様子(1)

締結式の様子

締結式にて見える化されたリサイクルの製造工程

締結式にて見える化されたリサイクルの製造工程

締結式の様子(2)

締結式の様子

締結式の様子(3)

締結式の様子

締結式の様子(4)

締結式の様子

締結式の様子(5)

締結式の様子

締結式の様子(6)

締結式の様子