3月20日(水曜日)・23日(土曜日) ひだ森のめぐみ、流葉温泉Мプラザ
3月の薬草週間の一環で「薬草 春仕事いろいろ」と題した薬草イベントが20日、古川町の薬草体験施設「ひだ森のめぐみ」で開かれました。23日には同様の講座が神岡町の温泉施設「流葉温泉Мプラザ」でも行われます。
薬草週間とは、広く薬草を身近に感じてもらおうと毎月1週間ほどの期間、市内の各入浴施設で薬草に関するさまざまな催しを行うものです。3月は神岡町の流葉温泉Мプラザで、薬草レシピの配布や野草茶の試飲、薬草・ハーブの本の展示などが行われています。同講座はこの催しの特別企画で、初春に採れる薬草や野草を楽しんでもらうために、それぞれの特徴や見分け方、使い方について学んでもらおうと企画。20日には高山市や石川県など市内外から9人が参加しました。
この日はスギナ、タンポポ、ウド、クロモジ、ヨモギなど5種類の葉を用意。最初にそれぞれ単品で淹れたお茶を飲み比べ、味や香りなどの特徴を確かめた後、2人1組になって各グループごとに2~3種類をブレンドし、好みに応じたお茶を淹れました。参加者は味見をしながら「ウドは、他のものより風味が強すぎるから少なめで良いかも」「クロモジはすごく良い匂いがする」などと話し合っていました。
また、ヨモギやスギナ、クロモジなど春に採れる植物の効能や採取の仕方、美味しく食べられる調理法などについても学びました。スライドで写真を見ながら、似ているけれども違う植物を見分けるクイズなども行い、参加者は楽しい時間を過ごしました。
野草に関心があり、前回に引き続いて参加した古川町の佐藤裕介さんは「基本的なことが勉強になりました。ヨモギでお茶を淹れることはありますが、これだけの種類の葉を揃えてやることはなかなかないので、良い体験になりました」と感想を話していました。