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岐阜県青少年健全育成県民大会が飛騨市で開催されました

印刷用ページを表示する掲載日:2023年11月20日更新

11月19日(日)飛騨市文化交流センター

令和5年度岐阜県青少年健全育成県民大会が、飛騨市文化交流センターで開催されました。

岐阜県は、青少年の健全育成や社会環境浄化、非行防止、青少年育成の基盤である「心豊かで明るい家庭」づくりなどについて広く理解を深めてもらい、家庭や学校、地域社会が一体となって実践を進める気運を盛り上げようと毎年、県民大会を開いています。飛騨地域での開催は、高山市での開催以来5年ぶり。飛騨市での開催は15年ぶりとなります。

開催市を代表して登壇した都竹市長は歓迎の言葉を述べ、「親も手に負えない非常に乱暴なお子さんについて、非常に活発で活動的だと見方を変えることで、子どもがすっかり姿を変え、人ともコミュニケーションを取れるようになるといった事例を市内でいくつも見ています。見方を変えることが地域にも家庭にも必要なのでは。そして、子どもの見方と同時に、子どもに影響をおよぼす我々のあり方も大きく変えていく必要がある」などと呼びかけました。

この日は、「家庭の日」啓発の図画やポスターの表彰をはじめ、優良少年団体や優良少年補導委員など青少年の健全育成に貢献した人、優れた青少年活動を行っている団体などの表彰があり、岐阜県環境生活部の渡辺正信部長や岐阜県青少年育成県民会議の塩屋節次会長から表彰状が手渡されました。

また、岐阜県青少年育成県民会議による「ネット安全・安心ぎふコンソーシアム」の取り組みの紹介がありました。スマートフォンの急速な普及や、使用する子どもの低年齢化によりSNSに関わる犯罪被害やトラブルが増加していることや、1日の使用時間が1時間という児童生徒が減る一方、5時間を超える児童生徒が増加しているという調査結果を示し、ネット依存が懸念されると報告しました。また、違法・有害情報の氾濫やネット利用の低年齢化、スマホ所持率の増加を踏まえ、情報モラル啓発動画として「闇バイト予防の啓発動画」を作成し、ユーチューブなどで配信していることも紹介しました。

各自治体からは、それぞれが取り組んでいる地域活動についての発表がありました。飛騨市からは、飛騨市青少年育成連絡協議会会長で飛騨市青少年育成推進員古川部会長の伊倉牧人さんと、飛騨市教委生涯学習課の出嶋秀章さんが、市内4町でそれぞれ取り組んでいる活動について報告しました。河合町や宮川町ではイベントに合わせて青少年の健全育成の啓発チラシ・グッズの配布、神岡町では地域ぐるみの挨拶運動や啓発のぼり旗の作成、古川町では30年以上の長きにわたって続いている「ふれあい集会」の様子などを紹介。地域ぐるみで連携して青少年の育成に取り組んでいる現状を説明しました。

会場には270人が訪れ、表彰者に拍手を送ったり、さまざまな発表を熱心に聞いていました。飛騨市での取り組みを発表した伊倉さんは「もともとは県内全域で地域懇談会のような取り組みがされていたようですが、地域関係がだんだん希薄になり、都市化や核家族化が進んで地域が途切れとぎれになってきたのが現状。そうした中、『ふれあい集会』のような形で残っているのは飛騨市だけだそうです。こうしたことは都市部では難しい。飛騨市だからこそできていることで、それは地域の良さであり誇りだと思います」と話していました。

県民大会の様子(1)

県民大会の様子

県民大会の様子(2)

県民大会の様子

県民大会 都竹市長のあいさつ(1)

県民大会 都竹市長のあいさつ

県民大会 都竹市長あいさつ(2)

県民大会の様子

県民大会の様子(3)

県民大会の様子

県民大会の様子(4)

県民大会の様子

県民大会の様子(5)

県民大会の様子

県民大会の様子(6)

県民大会の様子

県民大会の様子(7)

県民大会の様子

県民大会の様子(8)

県民大会の様子

県民大会の様子(9)

県民大会の様子