11月17日(金)市役所
今年8月にスタートした台湾輸出事業。市と市対中輸出アドバイザーを務める(株)Hida Tradingの山川庄士社長が協働して営業活動に取り組んだ結果、よしもと農園(河合町稲越=吉本翔剛代表)のトマトジュースが同国の福霖国際食品有限公司と3年間にわたる輸出契約を取り交わすことができました。
この日は福霖国際食品有限公司の李櫻慧社長と張學陽工場長の来訪に合わせて調印式が行われ、都竹市長と吉本翔剛よしもと農園代表らが見守る中、山川社長との間で輸出契約が交わされました。
福霖国際食品有限公司は台湾スイーツの原料を製造する大手企業で、健康食品の販売も手掛けています。同社の李社長は「お土産でいただき、試飲したところ、健康的で赤ちゃんにいいと思いました。育児用にサンプル製造して消費者の反応を見たいと思いますが、無添加なのでお母さん方にも安心してピーアールできます」と話されました。
一方、吉本代表は「トマト農家として年中トマトにかかわることができたらとジュースを思いつき、飛騨市の特産品として販売していただいています。無添加なので、離乳食としておかゆに混ぜてもいいかと思います。美容にもいいので、是非お母さん方にピーアールしてください」と。
よしもと農園は市内最大の約90アールにわたり夏秋トマトを栽培し、主にJAひだを通して主に関西方面に年間2万5千ケースを出荷。トマトジュースは昨年から販売を始め、初年度は180ミリリットル入りを1千本、今年度は6千本の出荷を計画しています。
都竹市長は「取り引きできてとてもうれしい。飛騨市は新港郷と長年交流し、台湾とは深いご縁があります。これからは人だけでなく、より良い品物もお届けしたいと思います。飛騨は国内を代表するトマト産地で、寒暖差のお陰で甘くておいしいと評判です。またジュースにすることで商品として可能性が広がり、希望に満ちた食品といえます。多くの人に喜んでいただけるのが楽しみです」とあいさつしました。