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荒垣秀雄顕彰作文コンクール表彰式、荒垣氏生誕120周年記念シンポを開催

印刷用ページを表示する掲載日:2024年2月27日更新

2月24日(土曜日) 神岡町公民館

第6回荒垣秀雄顕彰作文コンクールの表彰式と、同氏の生誕120周年記念シンポジウムが、神岡町公民館で開かれました。

荒垣氏は神岡町出身。昭和21年から約18年にわたって朝日新聞の名物コラム「天声人語」を執筆しました。旧神岡町の名誉町民であり、その生家跡地に2018年、顕彰石碑が建立されたことをきっかけに、このコンクールが始まりました。天声人語と同じ800字以内で、テーマに沿って自分の考えや思いを込めた文章を書くものです。今回のテーマは「挑戦」。「小学生の部」7点、「中・高校生の部」156点、「一般の部」48点の計211点が全国から寄せられました。

主催者を代表して登壇した都竹市長は「皆さんそれぞれの生活や人生の中であった、さまざまなきっかけや出来事、思いを持って、日々挑戦しておられることが分かる素晴らしい作品ばかり。大変感動して読ませていただきました」とあいさつ。審査員を務めた都竹市長や荒垣さやこさんなどから受賞者に対し、表彰状が手渡されました。

「中・高校生の部」で入選し、朝日新聞社賞も受賞した飛騨神岡高校2年の井上歩香さんは「これまで自分の中で挑戦してきたことを振り返り、自分の気持ちを外へ出すことを一番大切にして作りました。頑張って書いた作文なので入賞して嬉しいですし、努力が実って良かったです」と語りました。

「小学生の部」で入選した神岡小学校6年の小畑恵樹さんは「キャンプでの料理の時に『ありがとう』とか『助かったよ』と感謝されたり、クライミングで周りの人から応援やアドバイスをもらえたから成功できたことを強調して書きました。文章を書く力を今後、何かに生かせたら」と意気込みを話していました。

表彰式に続き、荒垣氏の生誕120周年記念シンポジウムが開かれました。「地方で暮らす 地方から発信する」をテーマに、熊本県天草地方で農耕や狩猟をしながら記事やコラムなどを執筆している朝日新聞の近藤康太郎編集委員と都竹市長の対談が行われました。新聞との出会いや関わり、紙の新聞に対する思い、地方で暮らすことの良さなどをそれぞれの立場から語り合いました。
都竹市長は小学生のころから壁新聞を作っていたこと、大学では新聞部で活動していたことなどを紹介し、「紙の新聞には、時代を俯瞰して見ることができたり非常に情報量が多いなど、デジタルにはない魅力がある」などと持論を述べました。

近藤さんは、地域の人々とのふれあいを通じて「自分を飾らず、地域の輪の中に入り、『お客さん』にならないこと」「行政をあてにしないこと」などが楽しく暮らすコツだと分かったと紹介。「自分が楽しみながら面白いことをやっていれば、若い人も集まってくる。そうした人間が全国に50~60人も散らばっていると、面白いことになるのでは」などと思いを語りました。

顕彰作文コンクールの入賞者は次の皆さん

【荒垣秀雄天声人語賞】
小学生の部(5~6年生):細川莉子(京都府、東山泉小6年)
中学生の部:平野希空(高山市、日枝中3年)
高校生の部:大本茉弥(大阪府、大阪桐蔭高2年)
特別賞:瀬戸恵津子(神奈川県)

【小学生の部】
特選:杉本琴子(高山市、新宮小6年)
入選:細川莉子(京都府、東山泉小6年)、小畑恵樹(神岡小6年)、伊東縁之助(東京都、アメリカンスクール・イン・ジャパン5年)、矢箟原綺乃(高山市、東小6年)

【中・高生の部】
特選:平野希空(高山市、日枝中3年)
入選:井上歩香(飛騨神岡高2年)、古田志織(古川中3年)、天木陸哉(古川中2年)、渡辺夏帆(吉城高2年)

【一般の部】
特選:小林秀祐(埼玉県)

【朝日新聞社賞】
井上歩香(飛騨神岡高2年)

【飛騨市長賞】
杉本琴子(高山市、新宮小6年)

表彰式の様子(1)

表彰式の様子

表彰式の様子(2)

表彰式の様子

表彰式の様子(3)

表彰式の様子

表彰式の様子(4)

表彰式の様子

表彰式の様子(5)

表彰式の様子

シンポジウムの様子(1)

シンポジウムの様子

シンポジウムの様子(2)

シンポジウムの様子

シンポジウムの様子(3)

シンポジウムの様子