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「さるぼぼコイン」を活用した「飛騨市旅先ふるさと納税」がスタート

印刷用ページを表示する掲載日:2024年3月8日更新

3月8日(金曜日) 八ッ三館

飛驒信用組合が運営する地域電子通貨「さるぼぼコイン」の仕組みを活用し、飛騨市を訪れた観光客や市外の皆さんがその場でふるさと納税ができ、返礼品としてリアルタイムで付与されたポイントをそのまま現地での支払いにも使える「飛騨市旅先ふるさと納税」という新たな取り組みが8日、スタートしました。こうしたふるさと納税業務を金融機関が行うのは、全国初の取り組みだそうです。

通常は、事前にふるさと納税を行い、その返礼品として宿泊券や商品券などをもらい、それを持って現地へ来てサービスを受けるという形ですが、今回の仕組みではそのすべてを旅先や訪問先で迅速に行うことができます。飛騨市では観光客等に広く利用を進めていきます。

「さるぼぼコインアプリ」をスマートフォンなどにダウンロードした後、アプリ内の「ふるさと納税」画面から飛騨市を選択し、クレジットカードまたはさるぼぼコインで決済し寄附を行うと、ふるさと納税の返礼品として、寄附金額の30%分に相当する「飛騨市ふるさと納税ポイント」がその場でアプリ上に付与されます。ポイントは、付与された瞬間からすぐに支払いなどに使えます。

ふるさと納税の枠組みを活用するものなので市民は対象外ですが、一度しか飛騨市を訪問しないような観光客や市外の方でも、思い立ったらすぐにふるさと納税をすることができ、得られたポイントもすぐに支払いに使えるため、ふるさと納税の促進や利用者の利便性の向上、地域活性化、「さるぼぼコインアプリ」の利用促進などが期待されます。市内で利用できるのは、ふるさと納税の返礼品となる地場産品などを扱う店舗や宿泊施設のみですが、現時点で市内106店舗で利用できるそうです。古川町の飛騨市まちづくり拠点nodeに相談カウンターを設けて利用案内や周知を行い、利用促進を図ります。

8日には、古川町の料理旅館「八ッ三館」で記者発表が開かれ、実際の利用方法などに関する説明が行われました。

都竹市長は「飛騨市に来てから現場でふるさと納税ができる仕組みができないかと、平成30年から検討を進めてきました。国の仕組みや地元の体制が整ってきたこともあり、飛驒信用組合さんの『さるぼぼコイン』の仕組みを一歩進めた形で、現地決済型の旅先ふるさと納税を始めることになりました。これまでとは、また違う形での寄附者を開拓することができるもので、画期的な取り組みでは」などとあいさつしました。

飛驒信用組合の大原誠理事長は「『さるぼぼコイン』のほとんどは、地元の方に使っていただいていますが、当初の目的は、地域が元気になるために外部から資金を呼び込むこと。今回の現地決済型旅先ふるさと納税は、この目的にピタリと合うものです。多くの方に飛騨市へ来ていただき、他の消費につなげていただくようになれば」と話しました。

また、市内の事業者を代表してあいさつに立った八ッ三館の女将、池田理佳子さんは「新しい形での取り組みが始まるということで大変嬉しく、ワクワクした気分です。たくさんの方に知っていただき、少しでも多くの方にご利用いただけるよう、私どもも一所懸命応援していきたいと思います」と期待を寄せていました。

記者発表の様子(1)

記者発表の様子

記者発表の様子(2)

記者発表の様子

記者発表の様子(3)

記者発表の様子

記者発表の様子(4)

記者発表の様子

記者発表の様子(5)

記者発表の様子

実際に使用している様子(1)

実際に使用している様子

実際に使用している様子(2)

実際に使用している様子

実際に使用している様子(3)

実際に使用している様子