飛騨市図書館未来ミーティング2025 第3回 図書館そだて会議
第3回 図書館そだて会議
飛騨市図書館運営方針の改定に向けたプロジェクト第3弾。
9月、「図書館タネまきワークショップ」で出たアイデアを、専門家と一緒に大きく育てます。みんなの声とアカデミックな視点が交わるとき、新しい図書館の姿が見えてくるはず。この日集まったアイデアをもとにして、いよいよ改定作業へ進みます。
内容
11月9日(日曜日) 10時00分~12時00分
第2回ワークショップで集めた、図書館の企画運営アイデア=”図書館のタネ”を、その後も継続して募集。飛騨市図書館、神岡図書館内とwebにて、全88個の”タネ”が集まりました。
市内外からの一般参加者と、図書館司書、そして鳥谷真佐子さん(東京科学大学)、阿児雄之さん(東京国立博物館)、野口淳さん(公立小松大学)の3名の先生たちが飛騨市図書館に集まり、多くのアイデアを整理・構造化していく様子を直に体験しました。
模造紙の拡大写真はこちらから<外部リンク>
【報告】飛騨市図書館未来ミーティング2025_第3回図書館そだて会議 [PDFファイル/1.85MB]
(1)図書館企画アイデア「タネ」をグルーピング、俯瞰して気づきを得る
”タネ”から見えてきたのは、みんなが図書館で「適度な距離感で人とのつながりを感じたい、作りたい」と思っていること、また、その時々の気分により求める距離感にグラデーションがある、ということでした。
(2)飛騨市図書館の価値を可視化して、そのミッション(使命)を得る
飛騨市図書館を起点とし、「何のためにあるのか」という問いを繰り返します。「本を借りるため」「勉強に集中するため」「時間をつぶすため」「Wi-Fiを使うため」などの事柄から、「心を整えるため」「自分のやりたいことをしていくため」「孤独をまぎらわせるため」「世の中のことを知るため」といった事柄へ広げ、最終的に「普段の暮らしを幸せにするため」という解を得ることができました。
ここでも、一人で過ごしたい気持ちや、誰かに寄り添ってほしい気持ち、自立して前へと進む気持ちなど、さまざまな気持ちのグラデーションがあり、その時々の自分の気持ちや求める距離感に応じた図書館の使い方ができるとよいという提案がありました。
(3)図書館を中心としたハブ機能「ひだ万雑(まんぞう)プラットフォーム」構想の具体像を出す
情報と人の流動化を促す方策として、「誰でも書けるイベントカレンダー」のような双方向型メディアなどが提案されました。参加者全員が情報の受け手かつ発信者となることで、新たなつながりと連携の創出が期待されています。
お問い合わせ先
飛騨市図書館 0577-73-5600


