神岡城、旧松葉家、鉱山資料館の3施設からなる高原郷土館は、神岡の街並みを見渡せる高台にあり、中世から現代に至るまでの高原郷の流れを学ぶことができます。
江馬時盛が1564年(永禄7)に武田信玄の命で築城したといわれています。その後高山城主の金森長近が飛騨の領主となり、山田小十郎が城主を務めました。
1970年(昭和45)に2層3階建ての模擬天守閣が作られ、天守の展望台からは神岡の町が一望できます。そのほか、壕や石塁など当時の遺構が現在も残っています。
明治元年頃に建築された民家を移築した旧松葉家は、神岡町に唯一残存する合掌造りの建物で、岐阜県有形民俗文化財に指定されています。
1階は生活空間、2・3階は養蚕用として使われていた建物の内部には、民具や農具が展示されており、当時の人々の暮らしにふれることができます。
近代以降の神岡町の主要産業として、人々の暮らしを支えてきた神岡鉱山について学べる鉱山資料館。
日本有数の亜鉛の山として知られていた神岡鉱山ですが、閉山後はその技術が「カミオカンデ」「スーパーカミオカンデ」の建設に活かされました。
資料館では、当時の採鉱や選鉱、精錬などの作業工程を模型やパネルで解説しています。
開館9時から閉館16時30分(入館16時15分まで)
個人200円、高校生以下無料
団体(20名)大人160円、高校生以下無料
<共通券(史跡江馬氏館公園会所・庭園)>大人300円
無休(12月から3月は休館)
岐阜県飛騨市神岡町城ヶ丘1
0578-82-0253
JR飛騨古川駅から車で30分