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8月の研究者トークが開催されました

印刷用ページを表示する掲載日:2019年8月27日更新

みなさん、こんにちは。サイエンスコミュニケーターの高知尾です。

飛騨市は最近暑さが和らぎ、とても過ごしやすい気候になってきました。

 

先日、そんな飛騨市にとって、そして宇宙物理学にとってとても喜ばしいニュースが流れてきました。

文部科学省が次期実験装置「ハイパーカミオカンデ」の建設費用の一部を来年度予算の概算要求に盛り込む方針ということです。

建設決定とまでは言えないですが、大きく前進した形です。

 

ハイパーカミオカンデについての詳細はまた別の回に譲るとして、先週末はカミオカラボでも研究者の方をお招きしたトークイベントで盛り上がりました。

 

第三回目となる今回は、スーパーカミオカンデと同じ山の中で行われている東北大学の実験グループ「カムランド」から上島考太助教をお呼びしてお話ししていただきました。

 

イラスト前の上島さん

恒例となった超新星イラスト前での記念撮影

 

今回も長野県や京都府などの遠方からも当イベントを知ったうえでお越しいただいた方がいらっしゃり、計38名のご参加がありました。ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!

 

お話を聞く参加者

多くの参加者にお集まりいただきました

 

カムランド実験では超純水の代わりに「光る油」を使っているということで、実験に使っている実物を見せていただきました。

 

 光る油を参加者に紹介する上島さん

瓶に入った「光る油」を参加者に紹介する上島さん

 

どうでしょう?光っているように見えますか?

 

あまりわからないですね。

 

この光る油は、身の回りにある放射線によって光るので頻繁に光るはずなのですが、実は人間の眼では見えないほど微かな光なのです。

 

だからこそ、その光をキャッチして増幅するために光電子増倍管という高感度のセンサーが必要になってくるということです。カムランド実験でも、スーパーカミオカンデと同様に光電子増倍管で光を観測しているのですね。

 

カムランドでもこのブログでおなじみの「ニュートリノ」を観測しているのですが、こちらのニュートリノはスーパーカミオカンデで観測しているものよりもエネルギーの低い(速度が遅い)ニュートリノです。

 

このようなニュートリノは例えば地球の内部からやってきます。地球内部のニュートリノをカムランドで観測し、地球内部の熱源を解明したこともこれまでのカムランドの成果の一つだそうです。ニュートリノでわかることは宇宙のことだけではないのですね。

 

その他にも、私たちの宇宙に存在する物質がどこから来たのかという謎に迫る「二重ベータ崩壊」という現象に関するお話もありました。

 

こちらの実験は、まさに今データを調べている最中ということで結果がとっても気になります。

 

さて、

 

9月の研究者トークの開催が決定いたしました!

 

次回は、上島さんのご紹介により次の方がご来館予定です。

 

日にち:9月22日(日)

時間:12:20~12:50

スピーカー:東京大学 竹本康浩さん

タイトル:重さのある何か?暗黒物質の観測を目指して

 

詳細は当ホームページの「イベント」でもお知らせ予定です。

みなさまのご来館をお待ちしています!

 

 


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