ACP(人生会議)について家族で語ってみませんか?
ACPとは?
ACPとはアドバンス・ケア・プランニングの略称であり、将来の医療やケア(治療や療養)について、患者さんを主体にそのご家族や近しい方、医療・ケアチームが繰り返し話し合いを行い、患者さんの意思決定を支援するプロセスです。患者さんの人生観や価値観、希望に沿った、将来の医療やケアを具体化することを目標にしています。
令和3年9月6日には、高原郷ケアネット※での活動により、ACPについて考える機会を持ちました。
※高原郷ケアネット
飛騨市民病院の黒木院長を代表として、高原郷エリアを中心とした地域包括ケア推進のための医療介護多職種連携に取組む活動
【高原郷ケアネット公式ウェブサイト】
https://takaharago-carenet.studio.site/<外部リンク>
広く皆さんが正しい知識を持って、会議を開くことが大切であるため、皆さんにご紹介します。
終末期においては、70%の患者さんが自己の意思決定が不可能だと言われています。
誰でも、いつでも、命に関わる大きな病気やケガをする可能性があります。
不幸にも突然、家族や近親者がそのような状態となった時、本人が望む最後を共有しておくことは、
医療や介護現場でもそれらに寄り添った支援が行えるため、事前にACPを行っておくことが大切です。
ACPの実践にあたっては
- プロセスを重視すること(文章にしなくても良い)
- 信頼関係のある医師は重要な役割
- 患者にとって大切なこと、価値観、希望を共有すること
- 最善を期待し、最悪に備えること
- 状況に応じて繰り返し考えること
ACPによって自分の最後を考えることは、未来の暗い話ではなく「いきいきと生きて逝くため」のプロセスを考えることです。
【厚労省 「人生会議してみませんか?」】
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_02783.html<外部リンク>
また、飛騨市終活支援センターでは、終活における「わたしの心づもり」として、ACPに特化した支援ブックを作成しています。こちらについてもぜひご活用いただきお考え下さい。
【わたしの心づもり】
http://www.hidasi-syakyo.net/wordpress/2021/09/10/post-4562/<外部リンク>