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冬の入浴中の事故に要注意!

印刷用ページを表示する掲載日:2025年2月7日更新

気温が下がるこの時期は、特に注意!ヒートショックに気をつけましょう

ヒートショックとは?

暖かい部屋から寒い部屋への移動などによる急激な温度の変化によって、血圧が大きく上下に変動することをきっかけにして起こる健康被害のことです。
失神や不整脈を起こしたり、急死に至ることもあり、気温の下がる冬場は特に注意が必要です。

入浴時は特に注意!

体全体が露出する入浴時はヒートショックが起こりやすくなります。
暖かい部屋では血圧が安定していても、寒い脱衣室で衣服を脱ぐと急激に体表面の温度が下がり、血圧は急激に上がります。
その後、入浴すると血管は拡張して、血圧が急激に低下します。この「急激な血圧変動」が失神を起こす原因の一つで、外気温が低くなる冬場は入浴中に心肺機能停止となる人が夏場の約10倍にもなるため注意が必要です。

ヒートショック 画像

ヒートショックを防ぐには

  • 入浴前に脱衣所や浴室を暖めておく

入浴前に冷え込みやすい脱衣所や浴室を暖房器具で暖めておきましょう。浴室はシャワーを活用した浴槽へのお湯はりで暖めることができます。
事前に脱衣所や浴室内を暖め、寒暖差が少なくなるように工夫しておきましょう。

 

  • 湯温は41度以下、お湯につかる時間は10分程度

熱いお湯や長湯が好きな人は注意しましょう。例えば、42度のお湯で10分入浴すると体温が38度近くに達し、高体温による意識障害を起こす危険が高まります。
湯温は41度以下、お湯につかる時間は10分までを目安にし、高温での長時間の入浴は避けましょう。

 

  • 浴槽から急に立ち上がらない

急に立ち上がると、体にかかっていた水圧がなくなって血管が一気に拡張し、脳に行く血液が減ることで脳が貧血のような状態になって意識を失ってしまうことがあります。
浴槽から出る時は手すりや浴槽のへりなどを使ってゆっくり立ち上がるようにしましょう。

 

  • 食後すぐ、飲酒後、医薬品服用後の入浴は避ける

食後や飲酒によっても一時的に血圧が下がります。食後すぐや飲酒後アルコールが抜けるまでは入浴しないようにしましょう。

 

  • お風呂に入る前に、同居する家族にひと声かける

入浴中に体調の悪化などの異変があった場合は、家族などの同居者に早く発見してもらうことが重要です。
そのためにも、入浴前に家族にひと声かけてから入浴するようにしましょう。

参考文献

<外部リンク>