飛騨神岡高校の生徒が『認知症』の理解を深めました
1月15日(木曜日) 飛騨神岡高校
飛騨神岡高校2年生6名が、「生活と福祉」の選択授業の一環として認知症サポーター養成講座を受講しました。講師として飛騨市認知症サポーターキャラバン・メイト4名が同校を訪問し、岐阜県立飛騨寿楽苑の田近さんが認知症の種類や脳の働き、認知症の人との接し方について講義を行いました。
その後、生徒たちはグループに分かれて、「自分が認知症になったらどのような暮らしをしたいか、どんなことを望むか」というテーマで話し合いました。生徒からは、家族との時間や思い出の場所、食べ物、趣味、暮らし方、接し方に関する意見が多く寄せられました。具体的には、「行きつけの美容院に連れて行ってほしい」「家族とたくさん話したい」「思い出の場所に行きたい」「怒らないでほしい」といった率直な希望が挙がりました。一足先に認知症になった人たちからのメッセージとして「認知症とともに生きる希望宣言」を皆で読み合わせ、高校生自身も認知症の人も望む暮らしに大きな違いがないことを田近さんが説明を加え、認知症でも障害があっても人として当たり前の生活が送れる社会の実現に向けて、生徒たちに共に支え合う意識を持つよう呼びかけました。
また、認知症サポーターキャラバン・メイトとして活動するケアマネジャーや施設職員からは、日々関わってる認知症の人が生活上で直面している困りごとを事例紹介しました。例えば、ゴミ出しの曜日や分別を間違えてしまう、店のセルフレジの操作が難しく買い物ができなくなる、行き慣れたトイレの場所が分からなくなってしまうなど、認知症の症状が原因で生活に支障をきたしていると説明されました。これらの事例を受けて生徒たちは「何回でも教えてあげたい」「相手のペースに合わせて接したい」「安心できるように接したい」と、それぞれ自分にできる支援について考えを発表しました。
飛騨神岡高校の各務校長は「多くの生徒が進学後も地元飛騨に戻り、実家から通える距離で就職する生徒が多いです。認知症を他人事とせず、自分の地域の課題として捉えてほしい」と述べ、地域への理解と連携の重要性を強調されました。
当日の様子










