自然環境保全活動
森を助ける=「森スケ!」
少子高齢化により、森のパトロールやガイドの高齢化に加え、保全技術の継承さらには登山道整備や獣害対策に必要な人員や予算の確保などさまざまな課題が生じる中、持続可能な自然環境保全が難しくなっています。
そこで、飛騨市では自然環境保全は「まちの誇り」と「将来の責任」と位置づけ、さまざまな取組みを進める中で、令和5年度は「保全の輪を広げる」をテーマに飛騨市の関係案内所ヒダスケ!<外部リンク>の仕組みを活用し、「森を助ける」=「森スケ」と題して保全活動の見える化とボランティアの拡大を進めています。
整備活動のお手伝い募集情報
一緒に整備活動をお手伝いいただける方は、ぜひご応募をお願いします!
関係案内所ヒダスケ!専用サイト<外部リンク>
岐阜県立自然公園「池ヶ原湿原」。林間遊歩道のぬかるみを解消するため、山沿いに溝を掘り、廃材を埋め側溝を作る作業を行います。歩きやすい遊歩道を一緒に作ってくれる仲間を募集しています。
令和5年度の森スケ等の活動
- 7月16日:池ヶ原湿原ヨシ刈り・オオバコ除去(参加23名)
- 7月22~23日:ヤマップ連携「天蓋山」新道整備ツアー(参加10名)
- 7月30日:深洞湿原オオバコ除去(参加22名)
- 8月6日:天生県立自然公園オオバコ除去(参加15名)
- 10月7日:天蓋山YAMAP新道整備(参加13名)
- 10月14日:池ヶ原湿原林道遊歩道「側溝」整備(参加11名)
- 10月21日:池ヶ原湿原電柵撤去(参加9名)
- 11月4日:飛騨市「自然公園」獣害対策シンポジウム [PDFファイル/2.63MB]
北飛騨の森の紹介
北ひだの森を歩こう<外部リンク>
天生県立自然公園、池ヶ原湿原などの登山道やツアー、ガイドを紹介しています。
天蓋山~山之村牧場の新登山道『YAMAP新道』オープン
従来の「山之村キャンプ場」からの登山道ルートに加え、地元の特産品(ソーセージ・ヨーグルト他)や動物体験が楽しめる「奥飛騨山之村牧場」から登る新たな登山道がオープンします。
山之村牧場を起点に、山之村の魅力を発信したいという地域の想いから、山之村牧場職員や地元ボランティア中心に昨年から整備作業を進めてきました。
このたび、登山届ボックスの設置や登山道の安全確認を行い、7月28日(金曜日)に正式オープンしました。
登山道の名前=YAMAP新道
今回の新道整備については、飛騨市と登山地図アプリを運営する(株)ヤマップ<外部リンク>が連携し、登山道整備に参加できるプレオープンツアー(7月22日・23日)の開催や、WEBサイトでの山之村の魅力発信事業を実施しています。
ツアーでは、新道沿いのビュースポットを「ヤマップ平」と命名し、地元山之村小中学校(児童生徒15名)が制作した看板やメッセージボードの他、登山者が休憩できるベンチやテーブルも設置しました。
多くの登山ユーザーに「大切な場所」として認知され、多くのお客様に山之村に訪れてほしいとの地域の想いから「YAMAP新道」と命名しました。
YAMAP新道の魅力
- 高低差600m、距離4kmで、尾根沿いの緩やかで明るい森を歩けるのが特徴です。
- 標高1,290mにある「ヤマップ平」は北ノ俣岳、黒部五郎岳、笠ヶ岳が見えるビュースポット。地元山之村小中学生が制作した看板やメッセージが登山者の疲れを癒してくれます。
- 標高1,300m付近にはブナの森が広がり、千手観音に似た「千手ブナ」など、新たなビュースポットも楽しめます。
ヤマップ平看板設置 |
ヤマップ平集合写真 |
子どもメッセージ |
新道ルート
- YAMAP新道
距離:約4km
コースタイム:約3時間30分(旧斜少ない) - キャンプ場旧道
距離:約3km
コースタイム:約2時間30分(急斜多い)