飛騨ふるさと種蔵村集落MAP No.3 大日堂
印刷用ページを表示する掲載日:2025年2月28日更新
大日堂
だいにちどう
ここには、木造大日如来(だいにちにょらい)が祀られています。合祀されているのは、木造不動明王立像と木造弘法大師坐像です。また、大日堂の右手後方の左にあるのは、石造地蔵菩薩立像です。
言い伝えによると、大日如来は集落を離れた高所にある堂宇(どうう)に祀られていたとのことです。ある時、集落近くに動座しようとしたところ大嵐となりできませんでした。村人は、大日如来様が下に移ることを拒んでらっしゃるのだろうと動座をあきらめました。その後年月が経ち、堂宇が朽ちたためでしょうか、長いこと聖円寺本堂の片隅に祀られていましたが、昭和10(1935)年に信者たちが浄財を集め、現在の堂宇ができました。その時に、不動明王と弘法大師の像も併せて祀りました。現在の堂宇ができてから、毎年5月3日を定例祭として、集落民と離村した人々が集い、祭礼を行なっています。
大日堂景観
愛知県立芸術大学・青山学院大学学生協同・コミュニティ情報継承研究会
『この活動は「2024年度岐阜県棚田地域水と土保全基金事業(若い力で元気創出ふるさと支援事業)」を活用しています。』