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飛騨ふるさと種蔵村集落MAP No.9 高野の薬師堂

印刷用ページを表示する掲載日:2025年2月28日更新

たなだろご

高野の薬師堂
たかののやくしどう

 

たかのイラスト

この薬師堂は、かつてあった高野家の近くに建っていたため、この名が付いています。木造薬師如来立像を祀っており、「小御堂(こみどう)」とも呼ばれています。堂の前に水が湧き出て小さな池となっており、信仰を集めていたそうです。薬師如来像には「時寛政三亥歳九月日 薬師瑠璃光如来再興 信南飯田仏工 井出祐正作」と記されています。「再興」とあるので、いつのころから祀られているかは不明です。薬師堂は屋根が壊れため、本尊は大日堂に移されています。

この薬師堂には、こんな言い伝えがあります。ある時、子どもたちが仏像を持ち出し、池に投げ込んで遊んでいました。びっくりした作助爺さんが子どもたちを𠮟り、祠(ほこら)に収めさせました。その夜、腹痛に襲われた爺さんの枕元に薬師如来が立ち、「せっかく子どもたちと楽しく遊んでいるのに邪魔をしたな。いらんことをして!」と叱りました。「そりゃあ、すんませんでした。かんにんしんせ~よ」と詫びると、腹痛はみるみる治ったとのことです。

景観

たかの写真

たな 愛知県立芸術大学・青山学院大学学生協同・コミュニティ情報継承研究会

『この活動は「2024年度岐阜県棚田地域水と土保全基金事業(若い力で元気創出ふるさと支援事業)」を活用しています。』

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