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ドクダミ
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掲載日:2026年2月20日更新
ドクダミ

ドクダミは、湿り気のある半日陰に自生する多年草で、白い花と独特の香りが特徴です。「十薬(じゅうやく)」とも呼ばれ、古くから暮らしの中で親しまれてきた身近な薬草の一つです。
全草が利用され、乾燥させてお茶として飲まれるほか、外用では入浴など、さまざまなかたちで活用されてきました。解毒、利尿、整腸剤として使われ、高血圧、動脈硬化の予防、アレルギー疾患や皮膚病に効き、生葉や汁は吹き出物などに効果があると言われています。飛騨地域では、蓄膿症などで鼻の不調を感じた際に、ドクダミを用いて鼻の通りをよくする手当てを行っていたという話もよく聞きます。
基礎情報
■分類 ドクダミ科
■自生地 湿り気のある場所、庭先、家の裏、林縁など
■草丈 30~50cmほど
■利用部位 全草
使い方のヒント
特有の香りを嫌う人も多いですが、乾燥させることで臭気はやわらぎます。虫刺されやニキビなどの抗炎症を目的とした際には生葉を揉んだ汁を使います。汁を大量に使いたい場合は、花が咲く前のものを収穫して圧搾機で絞ります。絞った汁に蜂蜜を入れるとリンゴジュースのような風味で飲みやすくなりますが、ドクダミには緩下作用があることから、過剰摂取は控えてください。
参考文献
村上光太郎(2016)『大地の薬箱 食べる薬草事典』農山漁村文化協会.
村上光太郎(2016)『薬草を食べる(徳島新聞連載)』イシダ測機プリント事業部.
