百日咳患者が急増しています!
新生児の感染には特にご注意ください
予防方法はワクチン接種が有効です
赤ちゃんが感染すると死亡する恐れもある「百日咳」の感染者数が過去最多になったことが分かりました。
「JIHS(国立健康危機管理研究機構)」によりますと、先月30日までの1週間で報告された百日咳の感染者数は全国で578人となり、今年の累計は4771人で、昨年1年間の計4054人を超えており、感染者数の全数把握を開始した2018年以降で最多になりました。
百日咳は、せきが長く続くのが特徴で、新生児がかかった場合は呼吸困難などで死亡する恐れもあります。
「百日咳」は、「百日咳菌」によって発症する急性の気道感染症で、感染経路は主に飛沫感染と接触感染です。
潜伏期間は、7日から10日とされ、風邪のような症状で始まり次第に咳の回数が増え短い咳が連続的に起こり息を吸うときに笛のような音がする発作性の咳になることもあるということです。
感染予防にはワクチン接種が有効とされています。
百日咳は定期接種の対象で、7歳半まででしたら、定期接種として無料で受けることができますので、今一度、予防接種を受けているかを確認していただき、受けていない場合は、すみやかに接種しましょう。
厚生労働省「百日咳」詳細ページ<外部リンク>にて詳細をご覧いただけます。