10月8日(土曜日)市全域
公益社団法人飛騨市シルバー人材センターの会員の皆さんが、市内の公共施設周辺で草取りなどの奉仕活動を行いました。
毎年実施しているボランティア活動で、今年は雨天順延で日程が合う会員75人が参加。小雨の中、午前8時から2時間ほど、市庁舎や美術館、福祉施設、観光施設、スポーツ施設、保育園など15カ所に分かれ、周囲の草取りや草刈り、剪定、清掃などに汗を流しました。
会員で主に市の事務作業や宿の炊事などの仕事をしている古川町末広町の清水幸子さんは市庁舎で草取りにあたり、「センターでは自分の希望と能力に応じた仕事ができる。歳を取っても働くことができて心身ともに良いこと。いろんな人と話せて認知症防止にもなると思う」と作業をしながら笑顔で話していました。
同センターでは全国各地で70万人近い会員が働いています。飛騨市の会員数は287人で、平均年齢は74.5歳、最高齢は90歳の方が働いています。原則60歳以上の働く意欲のある方がセンターに登録でき、一般家庭や企業、公共機関などから清掃や製造、事務作業などの仕事の依頼を受けて、会員を派遣しています。
同センター泉原利匡事務局長は「世の中の定年延長は良いことだが、会員が増えず高齢化も進み、企業などから仕事の依頼はあるが人が足りない状況。多くの方に会員になってほしい」と呼び掛けていました。入会を希望する方は飛騨市シルバー人材センター電話0577-73-7386まで。