11月27日(日曜日)古川町公民館
宮川町と交流のある声優事務所などでプロの声優として活躍中の皆さんによる朗読会が、古川町公民館で行われました。
現在、声優の野村道子さんが相談役を務める大手声優事務所「賢プロダクション」が、旧宮川村時代からこれまで21回にわたり飛騨まんが王国で夏季合宿を行ってきたことが縁で、さまざまな交流も行ってきました。同施設のPRに加え、声優という職業にも広く親しんでもらおうと、平成30年度からは同プロダクションによる読み聞かせや声優体験、朗読劇などの催しを開催してきたところです。近年は、新型コロナの影響により開催が見送られていましたが、今年度は3年ぶりに朗読会が行われました。
この日は、大勢の観客を前に5人の声優が朗読劇や一人語りなどを披露しました。同プロダクション所属の鷹雄葉月さん、葵あずささん、三川華月さんの3人は朗読劇『八三一』(矢違アキラ作)を披露。高校生3年生の主人公が夏のある日、タヌキが化けた少女と出会って友情を育む物語をすがすがしく演じました。
また、ユカイナル合同会社所属の横田砂選さんが短編小説『西班牙犬の家』(佐藤春夫作)の一人語りを、同じく堀越富三郎さんが落語『芝浜』を熱演。上演後、客席から大きな拍手が送られました。
観劇を終えた古川町の稲垣京士郎さんは「声優など声を使う仕事をめざしているので観に来ました。若手の声優さんでも勢いがあって良い声でした。来年もまたやってほしいです」と感想を話していました。