5月20日(金曜日) 神岡消防署
飛騨市消防本部神岡消防署の庁舎新築以来16年間にわたり、敷地内の植栽のせん定や雪囲いの設置、草取りなどをボランティアで行ってこられた神岡町船津の今山正幸さんに対し、感謝状が贈られました。
今山さんは昭和16年生まれの81歳。38年間、郵便局に勤められた後は、大工や神岡城の案内人、船津座の運営などに関わっています。
もともと庭木の管理などに興味があり、勤務していた神岡城や船津座の庭木のせん定などを無償で行っていた今山さん。自宅の近くにできた同庁舎で、職員が慣れない手つきで庭木のせん定や雪囲いなどを行っている姿を見て、作業のコツをアドバイスするようになりました。
「ここは北の玄関口なので、見映えを良くして、富山方面から来られた人に良い印象を持ってほしい」と考え、雪囲いの材料や庭木の肥料なども自前で用意し、作業を無償で行うようになったそうです。「自己流ではだめだ」と一念発起し、71歳の時に日本園芸協会の庭園管理士の資格も取得され、その腕に磨きをかけました。NpО法人神岡・町づくりネットワークの副理事長、神岡の街歩きガイドも務めるなど活躍されている今山さん。「健康が取り柄。今後も生きている限りは続けたい」と笑顔で話していました。
贈呈式で感謝状を手渡した飛騨市消防本部の中畑和也消防長は「長きにわたり植栽の管理や雪囲いなどの作業、職員への指導をご厚意でしていただき、大変ありがたく思っております。そのことを生かしながらしっかり管理を行っていきます。体に気を付けてますますご活躍を」と感謝の言葉を述べました。