5月22日(日曜日)神岡町船津座
第4回荒垣秀雄顕彰作文コンクールの表彰式が開かれました。
荒垣氏は、昭和21年から18年にわたって朝日新聞の名物コラム「天声人語」を執筆しました。旧神岡町の名誉町民であり、その生家跡地に2018年、顕彰石碑が建立されたことをきっかけに、このコンクールが始まりました。
対象は小学5年生以上。天声人語と同じ800字以内でテーマに沿った文章を書くもので、今回のテー27点の計91点が寄せられました。
荒垣秀雄氏生誕地顕彰会長の山本正明さんや都竹市長らが、テーマに沿った内容であること、自分の言葉で表現していること、自由に想像しながら書けていることなどを審査し、各部門の入賞者を決定しました。
都竹市長は「作文には、日々の暮らしから素材を見つけて切り取る感性、論理構成、巧みな表現力など総合力が問われます。これからも地道に続けて磨きをかけてください」などとあいさつし、受賞者に表彰状を手渡しました。
今回の入賞者は次の皆さんです(敬称略、学年は応募時点でのもの)。
【荒垣秀雄 天声人語賞】
〈小学生の部〉池城咲花(石垣小6年)
〈中学生の部〉向林巧貴(古川中1年)
〈高校生の部〉中島咲音(飛騨神岡高2年)
【小学生の部】
〈特選〉池城咲花(石垣小6年)
〈入選〉岡田匠生(古川小6年)、佐藤のぞみ(古川西小6年)
多田詩音(曽谷小6年)、町宥奈(古川西小6年)
【中高生の部】
〈特選〉向林巧貴(古川中1年)
〈入選〉井畑晴仁(古川中2年)、岡田千佳(吉城高2年)
中島咲音(飛騨神岡高2年)、大和千晃(青山台中1年)
【一般の部】
〈特選〉岩塚久美子(飛騨市)
〈特別賞〉歌方眞澄(飛騨市)
【朝日新聞社賞】大塚遥香(静岡県)
【飛騨市長賞】岡田千佳(吉城高2年)
中高生の部で特選に選ばれた古川中1年の向林巧貴さんは「もともと文章を書いたり読んだりするのが好きなので、コンクールへの応募は今年もやっていきたいです。学校で書く作文にも自分の思いを表現できたら」と話し、受賞を喜んでいました。
山本会長は、「今年の作文は、テーマがしっかり解釈されており、表現が多岐にわたっていました。作文の質が年々向上していると思う」と話していました。