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西野嘉憲氏「熊を撃つ」の記念トークショーが行われました

印刷用ページを表示する掲載日:2022年5月31日更新

5月28日(土曜日)神岡町公民館

ツキノワグマを追う神岡町山之村の猟師にスポットを当てた写真展「熊を撃つ」の記念トークショーが28日に神岡町公民館で開かれました。
西野嘉憲さんは漁業や狩猟をテーマとする写真家で、日経ナショナルジオグラフィック写真賞2018ピープル部門最優秀賞受賞。写真集は今回の『熊を撃つ』など多数出版されています。


会場には約120人が訪れ、出展した写真家の西野嘉憲さん(沖縄県石垣島)が作品を1枚1枚スライドショーで紹介、猟師の清水弘さんと中嶋正夫さんにクマ猟の様子や暮らしぶりなどを尋ねました。
西野さんはこれまで14年間にわたって山之村地区に通い続け、1月下旬から2月中旬まで行われる猟を清水さんらに同行してカメラに収めてきました。


厳冬期は枯れ木の中などで冬眠するため、樹皮についたツメ跡を確かめながらすみかを探すそうです。清水さんは「棒で木の中を突くとクマが出て来るので、銃を構える仲間が素早く頭か心臓を撃ちます。冬眠中といえどもクマの動きは素早いので急所に当たらなければ逆に襲われてしまいます」「山之村は昭和40年代まで陸の孤島のような場所でしたので、熊の胃や肉は生きてゆくための大切な資源でした」と。


また、西野さんは「クマ猟には1頭ずつドラマがあると思いました。それだけ一筋縄ではいかないこともよく分かりました」と話していました。クマ猟は苦労して出掛けても8割は獲物がないそうですが、西野さんは滞在中、毎回のように深い雪をかき分けて同行し、撮影を続けなければならなかったそうです。


清水さんらはそんな西野さんの労をねぎらい「毎回よくついて来られました。出展された写真は努力のたまものです。感謝の言葉を贈りたいと思います」と話していました。

 

トークショーの様子(1)

トークショーの様子(1)

 

トークショーの様子(2)

トークショーの様子(2)

 

トークショーの様子(3)

トークショーの様子(3)

 

トークショーの様子(4)

トークショーの様子(4)

 

トークショーの様子(5)

トークショーの様子(5)

 

トークショーの様子(6)

トークショーの様子(6)

 

トークショーの様子(7)

トークショーの様子(7)

 

トークショーの様子(8)

トークショーの様子(8)