6月23日(木曜日)神岡町公民館
神岡子育て支援センターが、神岡町東町の神岡町公民館で、未就園児の親子を対象にした親子クッキング「おやこで梅ジュースづくり」を開催しました。
親子に食への関心を持ってもらうきっかけづくりとして同センターが試験的に行ってきた食育事業を、今年度から市内全域に広げて実施するもので今回が最初の取り組み。この日は、季節の旬の食材である梅を使って、親子で楽しんでもらおうと企画されました。
栄養士の藤田智子さんがミニ講話を行い、梅の栄養素や効用について説明。梅は、酸性に傾いた体のバランスを整えるアルカリ性食材で、疲労回復や殺菌作用、食欲増進などの効果も期待できることなどを紹介しました。
その後、参加者は用意されたガラス瓶に500グラムずつの梅と氷砂糖をそれぞれ小分けにし、交互に詰めて梅ジュースを仕込みました。参加した子どもらも作業を行い、ふたを締めて完成させると満足げな表情でした。
この日仕込んだ梅ジュースは家へ持ち帰り、1週間から10日ほど寝かすと梅のエキスが出てきて完成する予定で、水や牛乳で割って飲むのがおすすめだそうです。他に、赤紫蘇ジュースや梅ジャムの試飲試食もあり、参加した5組の親子は楽しいひと時を過ごしました。
息子の和樹君と参加した神岡町の吉田和佳子さんは「子どもも楽しんでいて、いい経験になりました。初めてだったので、最初は難しいかと思いましたが、案外簡単にできました。家でも、子どもと一緒にエプロンを着てやってみたいです」と目を細めていました。
藤田さんは「食育のきっかけとして、この時期にしか楽しめない旬のものを知ってほしいです。親子で料理というのはなかなか出来ないと思うので、楽しみながらやってもらって、次につながれば」と話していました。