7月3日(日曜日)古川小学校グラウンド
消防用の小型動力ポンプを使って消火技術や早さなどを競う飛騨市消防操法大会が開催されました。コロナの影響で開催は3年ぶり。
市内12チームが出場し、1チーム4人の隊員が連携して火に見立てた的に水を当てるタイムを競いました。審査員が規律や消火技術、安全管理も評価し、総合的に優秀なチームが表彰されました。
操法大会が消防団員や家族の負担になっていることから全国的な大会規定の改定があり、今大会では手足の動きをシンクロさせる集合動作などのパフォーマンス的な動作の見直しが行われ、過度な訓練の抑制が図られました。また全国大会の目標基準タイム45秒に対し、今大会では安全性と確実性を重視し、市独自に基準タイムを55秒に設定されました。
時折小雨が降る中、各チーム日ごろの訓練の成果を披露し、審査の結果、古川方面隊第1分団第1部が優勝しました。同チーム指揮者の吉田将さんは取材に対し、「5月から週4日の練習を続けてきましたが、家族の理解や周りのサポートのおかげです。家族には小さい子どもが2人いますが、将来子どもたちが火を消すことではなく、火を出さないことに尽力してほしいです」と話されました。
なお、本年8月7日に山県市で開催される第71回岐阜県消防操法大会には、市内の輪番により宮川方面隊が飛騨市代表として出場します。
【大会結果】
優勝 古川方面隊第1分団第1部
準優勝 河合方面隊第2分団第1部
3位 古川方面隊第1分団第2部
【優秀番員賞】
指揮者 吉田将さん(古川方面隊第1分団第1部)
1番員 若田竜弥さん(神岡方面隊第2分団第6部)
2番員 盤所諭さん(河合方面隊第2分団第1部)
3番員 中吉崇人さん(河合方面隊第2分団第1部)