9月10日(土曜日)飛騨市図書館・飛騨市神岡図書館
絵本作家・ワダアスカさんの読み聞かせと、オリジナルモビールの工作を楽しむワークショップが市内で開かれました。ワダさんは高山市在住で2017年に文芸社主催の「第13回えほん大賞」で大賞受賞。現在、絵本作家とイラストレーターとして活動しています。この日は午前中に神岡図書館、午後は飛騨市図書館でワークショップを開きました。
神岡図書館では親子連れ25人が参加し、大賞受賞作「あのこヘンナコ」と「もーもーたろう」の読み聞かせを行い、ワダさんの臨場感あふれる巧みな朗読に親子らはじっと聞き入っていました。
引き続き、色画用紙にクレヨンで下絵を描き、ハサミで切ったり、目玉を付けたりして「あのこヘンナコ」に登場する竜を作りました。この竜はシカのような角とラクダのような顔、ヘビのような体をしていて、羽もないのに空を飛び、雨を降らせることができるという架空の生き物です。子どもたちは最初に色画用紙にうず巻きを描いて体を作り、物語を思い浮かべながら青や赤色の画用紙を使って思い思いの顔を作りました。
二人の子を連れて参加した神岡町の今田恵さんは「ワダアスカさんの絵本は大好きで2冊持っています。自宅でよく読み聞かせをしますが、今日は工作があると聞いて参加させていただきました」と話し、色画用紙の切り貼りに夢中になっていた保育園の萌々果さんは「アンパンマンみたいな顔と、目玉をたくさんつけた顔ができました。おうちに飾ります」と笑顔を見せていました。
また、同町の大坂良一さんは借りた本を返しに小学生の颯良さんと図書館へ。大坂さんは「今日は子どもとゲームを楽しむ予定でしたが、職員さんに勧められて子どもがこのワークショップを選びました。二人で工作を楽しむ機会はめったにないのでよかったです」と話していました。