7月29日(土曜日)神岡中学校体育館、古川町トレーニングセンター
バドミントンの元五輪選手である佐藤冴香さんによるバドミントン教室が、神岡中学校体育館と古川町トレーニングセンターで開催されました。
これは、市内の小中学生とその保護者、指導者らを対象に、オリンピック出場経験者やトップアスリートなどによるスポーツ教室や交流会、講演会などを行う「オリンピアン・トップアスリート交流事業」の一環です。楽しみながら体を動かし、スポーツに親しんでもらうことでスポーツの振興や競技力向上につなげてもらおうと実施しています。今回は、バドミントンを楽しみたいという子どもからスポーツ少年団員や愛好者まで幅広い人々を対象に開催しました。
佐藤さんは、バドミントン日本代表ナショナルチームのメンバーに選出され、2012年にはロンドンオリンピックの日本代表メンバーにも選ばれるなど、さまざまな国際試合で活躍されました。この日は、ランニングや鬼ごっこなどで体をほぐした後、シャトルを打つ基礎や、相手を入れ替えながら打ち合う実戦的な練習を実施。「シャトルが見える位置に自分の体をもっていって」「シャトルが落ちてくる位置までしっかり下がるように」など佐藤さんによる具体的なアドバイスもあり、参加者は熱心に耳を傾けながら練習に汗を流しました。
参加した古川バドミントン少年団の蒲千晶さんは「詳しく教えてくださり、優しくて分かりやすい説明でした。いつもと違うことを習えてよかったです。前に出る時は足をしっかり前へ出すこと、シャトルが見える位置で打つことなどが参考になりました」と感想を話しました。
飛騨市スポーツ協会理事長の谷口祐一さんは「部活動を地域に移行する流れの中、子どもによってスポーツへの思いは異なり、なかなか難しい面があります。トップアスリートとふれあう機会はなかなかありませんが、こうした行事は子どもたちのやる気につながりますし、刺激になってありがたいです」と話していました。