8月10日(木曜日)Fabcafe Hida
古川町弐之町のFabcafe Hida(ファブカフェ ヒダ)で「ちょっと身近な街クラシック」が開かれました。
8月8日から11日までの日程で行われた「飛騨室内楽セミナー」の受講生の中から選ばれた皆さんに、同セミナーでの練習の成果を地域の人々へ披露してもらおうと企画されたもの。飲み物を飲みながら気軽にクラシック音楽を聴き、身近に感じて楽しむ場になりました。
この日は、東京フィルハーモニー交響楽団首席チェロ奏者の金木博幸さん、京都市交響楽団特別客演コンサートマスターの会田莉凡さんら国内外の第一線で活躍している一流の音楽家も参加し、夏の夜のひと時に優雅な演奏を披露しました。
トップバッターは、チェロを始めて1年半という和歌山県の小学3年生、小倉祥子さんが金木さんとともにチェロソナタ『ブレヴァル第1楽章』を演奏。また、第14回ビバホールチェロコンクールで第1位を獲得するなど国内外で活躍している柴田花音さんが、バッハの無伴奏チェロ組曲第4番より『プレリュード』を披露しました。他に、飛騨河合音楽コンクールに出演したこともあるプロの演奏家や今回のセミナー講師などの皆さんが、シューベルト『弦楽五重奏曲第1楽章』、ベートーヴェン『弦楽四重奏曲ラズモフスキー』などを演奏。軽妙なトークもあり、会場は和やかな雰囲気に包まれました。
8月8日に行われた「真夏の夜のコンサート」で感動し、この日も友人知人に声をかけて来場したという古川町の西村瑠美子さんは「素晴らしい演奏でした。生の音楽を聴く機会はなかなか無いので、こうした催しに感謝しています。来年もぜひやっていただきたい」と声を弾ませていました。