8月28日(月)宮川町高齢者コミュニティセンター
飛騨市と約25年にわたる交流がある大手声優事務所「賢プロダクション」の附属養成所である「スクールデュオ」の夏合宿が今年も飛騨まんが王国で行われ、その成果発表会が宮川町杉原の高齢者コミュニティセンターで開催されました。今年は地域住民や宮川小学校の児童らも招待され、プロの声優をめざす若者たちの熱演に盛大な拍手を送りました。
この日は、数多くの声優希望者の中から選ばれた、声優の専門学校の卒業生など演技経験者が参加する「レギュラークラス」による発表ということもあってレベルが高く、同プロダクションの野村道子代表や内海賢太郎代表取締役、コーチやスタッフなどによる審査や表彰もあるため、熱のこもった発表となりました。
発表者は、グループごとに分かれて取り組んできた「ラジオ体操」や「創作劇」、「朗読劇」などの演目を披露しました。普段なにげなく行っている「ラジオ体操」では、体の動きだけで自身をアピールしたり、演技に対するこだわりなどを表現。周りと少し違う動きをするだけで会場の笑いを誘う発表者もいました。また、選抜された3チームが3泊4日の合宿期間をかけて練り上げた、それぞれの『外郎売(ういろううり)』を熱演。観客からは大きな拍手が送られました。
観劇した宮川小学校4年の堀涼春さんと藤戸貴生さんは「倒れたり、思いきり大きな声を出したりしていたのが面白かった」「リアクションも楽しかった。また見てみたい」などと口をそろえて話していました。
また、地元の小倉郁子さんは「難しいことを仕事にしようと一生懸命に頑張っている若い人の姿を見て、応援したいと思いました」と目を細めていました。