9月8日(金) 市役所市長室
今年、米寿を迎えられた中村さんは旧吉城郡坂上村種蔵小学校を皮切りに、昭和30年4月から40年間の永きにわたって小中学校に奉職し、平成8年3月、旧宮川中学校長を最後に教員を退かれました。退職後は民生委員や児童委員として5期15年にわたって地域の社会福祉に尽力されました。
今年6月、内閣府は長年にわたり教育業務に従事され、教育の振興に多大な貢献を果たされた中村さんに瑞宝双光章を贈ることを決定。この日は受賞の伝達式が市役所で行われ、都竹市長が賞状を手渡しました。
席上、中村さんは旧宮川村の複式学級のことや、古川中学校サッカー部を全国大会に送り出した時の思い出を懐かしそうに話され、今もなお宮川小学校で「書写」の授業を行ったり、日ごろから体を鍛え、地域の運動会にも出場していることなどを元気に話してみえました。
都竹市長は「教員の皆さんは『先生、先生』と教え子たちにいつまでも慕ってもらえるすばらしい職業ですね。私もいつまでも頼りにさせていただきたいと思います。お元気にお過ごしください」と、これまでの労をねぎらっていました。
一方、中村さんは「受章することができたのも、これまで丈夫な体で教職員を務め、同僚や教え子、PTAなど周りの方々やご先祖さまのお陰です。これからも元気な間は地域の福祉活動や農作業などに汗を流したいと思います」と話していました。