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最前線!飛騨で考えるデジタルの未来!をテーマに「DX推進セミナー」開く

印刷用ページを表示する掲載日:2023年11月24日更新

11月13日(月)市役所

このセミナーは市内企業の魅力発信の強化を図ろうと、飛騨市が計4回シリーズで取り組み、市経済連合会が共催しました。最終回となった今回は国内最先端をゆくソフトバンク(株)AI戦略室社員で、AIやRPAを活用して業務の自動化推進に取り組み、社長賞を受賞したこともある鈴木智さんが講師を務めました。

鈴木さんは冒頭で「人材不足という厳しい時代に突入し、飛騨地域の企業も苦労しています。人材不足はDXと両輪で考える必要があります。セミナーを通してDXのノウハウを学んでいただき、職場環境の整備に努めてほしいと思います」とあいさつしました。

ビジネス社会ではデジタル技術を活用して新しい価値を創出するなど、企業変革のためDXに取り組む企業が増えています。人材不足に関しては、DXをきっかけとして組織や業務の見直し、職場環境の整備を図ることで人員配置の適切化を人手で補わない動きを加速させることが求められています。

今回は革新的な生成AI(人工知能)として利用が広がる「ChatGPTの活用法」を始め、「生成AIの活用最新事例」「小規模事業でのDX推進ケーススタディ」「DX人材育成のWhy、What、How」のテーマでデジタル活用法について学びました。鈴木さんは「DXによる企業間競争はユーザーにとっても利便性の向上につながります」「日本の労働生産性が低いのはデジタル活用度が低く、人材育成への投資が少ないためです」と話しました。

また、小規模事業でのDX推進ケーススタディの一例として、ラーメン店の事業承継を取り上げてDXの考え方を説明されました。このラーメン店では、店主の無意識の思い込みで長男が後継者になるはずでしたが、店主の意思に反して、会計と接客を担当する娘に店を託すことになりました。この事例では券売機を導入し、接客担当の業務を減らすことで娘を後継者として育成することができたそうです。

鈴木さんは「DXの最先端を行く生成AIの一つ、ChatGPTは膨大なデータから頻出パターンを学習するため、業務処理能力がワンランク上がります。メリットはそれ以外にも後継者の育成や経営戦略の立案にも役立ちますが、長男が後継者になるという無意識の思い込み(アンコンシャスバイアス)が情報として反映されてしまうケースもあり、選択肢を狭めてしまう恐れがあるので注意が必要です」と警告していました。

参加者からは「DXに関する新たな気付きが得られたので、是非実践したいと思います」「DXの取り組みだけでなく、戦略・戦術に沿ったツールを選択して導入していきたい」といった声が多く寄せられました。

セミナーの様子(1)

セミナーの様子

セミナーの様子(2)

セミナーの様子

セミナーの様子(3)

セミナーの様子

セミナーの様子(4)

セミナーの様子

セミナーの様子(5)

セミナーの様子

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セミナーの様子

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セミナーの様子

セミナーの様子(8)

セミナーの様子