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小学生が座学や椅子作りを通して森について学びました

印刷用ページを表示する掲載日:2023年11月20日更新

11月16日(木) 古川小学校

森に関する座学や県産材を使った椅子作りなどを通して、森と木に親しむ体験学習を行う「森の学習会」が、古川小学校で行われました。

森林の仕組みや私たちの暮らしへの関わりについて学んだり、木工体験を通して木に親しんだり簡単な木工技術を学んでもらおうと実施したもの。今年度は、開催を希望した古川小学校と古川西小学校、河合小学校の3校での開催となり、計160人ほどが受講しました。

この日は、同校の4年生児童76人を対象に実施。主催の岐阜県産直住宅協会から事業委託を受けた飛騨古川建築組合連合会のメンバーや市職員など9人が指導にあたりました。

森林学習では、森がきれいな水や空気を作ってくれていること、洪水や土砂崩れを防いでくれていること、夏の暑さをやわらげたり山の恵みをもたらしてくれていることなど、森林が果たすさまざまな役割について紹介。広葉樹の森と針葉樹の森との違い、斧やチェンソー、伐採を行う重機であるハーベスタ―などを紹介したりしました。

木工体験では、同連合会の事務局を務める直井隆次さんや地域の大工さん、市職員らが指導にあたり、木の椅子作りに挑戦しました。同連合会の皆さんが、県産のスギ材を用いて作ったキットを用意。ほぞ穴や釘穴なども事前に細工がほどこしてあり、短時間でもしっかりとした椅子が出来ました。

児童らは、メンバーからアドバイスを受けたり手伝ったりしてもらいながら、慣れない手つきで釘打ちや、やすりがけなどを体験。それぞれ出来上がった椅子を見て満足気な様子でした。

木工が好きだという青木遥子さんは「ガタつきが出たり、ほぞ穴に木をはめたりするのが難しかったけど、先生方が直してくれました。隙間をきれいに空けて木を並べ、釘を打ったりするのが勉強になりました」、後藤望亜さんは「森が私たちに何をしてくれるのかが分かって勉強になりました。椅子作りでは、釘を打つと斜めになったりして難しかったけど、楽しかったです。完成した椅子は、家でご飯を食べたりする時に使って、妹と並んで座りたいです」と話していました。

直井さんは「子どもたちに、木にふれて楽しんでもらいたいという気持ちで活動しています。今日は椅子作りを通して、ほぞ穴に木をさしたり、木の組み方などを覚えてくれたのでは。最近は、子どもたちが木にふれる機会は少ないと思うので、子どもたちにとっても収穫があったと思います」と話し、喜ぶ子どもたちの姿に目を細めていました。

参加した児童の集合写真

参加した児童の集合写真

椅子づくりの様子(1)

椅子づくりの様子

講師の直井氏

講師の直井氏

森の学習会の様子(1)

森の学習会の様子

森の学習会の様子(2)

椅子づくりの様子

椅子づくりの様子(2)

椅子づくりの様子

椅子づくりの様子(3)

椅子づくりの様子

椅子づくりの様子(4)

椅子づくりの様子

椅子づくりの様子(5)

椅子づくりの様子

椅子づくりの様子(6)

椅子づくりの様子

椅子づくりの様子(7)

椅子づくりの様子

椅子づくりの様子(8)

椅子づくりの様子

椅子づくりの様子(9)

椅子づくりの様子