12月3日(日)飛騨市文化交流センター
市伝統芸能発表会の一環として昨年発足した文化少年部の皆さんによる交流発表会(同実行委とNPO法人ひだ文化村、市文化協会など共催)が開かれ、園児から高校生まで5団体が日ごろの練習成果を発表しました。
出演団体はいずれも市文化協会所属の飛騨古川四神太鼓ジュニア、古川民踊連盟ジュニア(すみれクラブ、若葉会、けさみん、チャメッ子会)、岳風会スマイル教室、双葉ブラスバンド(映像参加)、神岡民謡保存会ジュニアの皆さんで、和太鼓や民踊、詩吟などが披露されました。このほか今年9月に解散した数河獅子若社の皆さんが曲獅子を披露しました。
開演に先立ち、文化少年部の永尾登茂子部長は「昨年産声を上げた文化少年部も多くの方々のお力添えをいただき、盛大に開催することができました。これから市の文化を支えてくれる子どもたちを温かく見守ってほしい」と。また、沖畑教育長は「すばらしいホールで本格的に発表してもらえることは大変晴れがましく、子供たちの成長する姿を地域や家庭の方々にも見ていただけてうれしいです」とあいさつしました。
市内の子供たちによる文化活動はこれまで地域で開かれる行事が唯一の発表の場でしたが、地域の枠を飛び越え、定期的に交流発表会が行われることになりました。この日はきらびやかなステージ衣装を着た子どもたちがカクテル光線を浴びながら迫力ある演奏や、元気な歌声をホールいっぱいに響かせていました。また、神岡民謡保存会ジュニアの皆さんは県重文の「船津盆おどり」の講習会や夏の盆踊りの様子などを映像で振り返りながら、これまでの成果を披露しました。
締めくくりは観客と一体となって合唱を楽しんだり、民謡「ひだやんさ」を踊って幕を閉じました。ひだ文化村の中村輝政理事長は「今日は日ごろのがんばりが見事に花開き、楽しく見させていただきました。これからも長く続けられますよう願っています」とあいさつしました。