12月4日(月)市役所教育長室
斐太高1年の伊倉琉矢選手が「第14回全国高等学校選抜スポーツクライミング選手権大会」岐阜・三重両県合同予選会(9月・浜松市)を経て、県代表として本大会出場を決め、沖畑教育長から激励を受けました。
伊倉選手は予選2位で全国の切符を手にしました。種目は到達した高さを競う「リード」と呼ばれるもので、制限時間6分以内に約15メートルの壁に挑み、登った高さを競います。全国大会には各県代表100人以上が出場し、上位26人が決勝に進出します。
伊倉選手はスポーツクライミングが東京五輪の正式種目になったのを機に競技生活に入り、体幹を鍛えたり、握力など体力づくりに努める一方、高山市や富山県のジムで練習を重ねてきました。
中学生だった昨年と、斐太高校に進学した今年4月に2度にわたり、国体県予選に出場しましたが、残念ながら代表には選ばれませんでした。それ以来、さらなる高みを目指そうと、週5日のジム通いと自宅に設けたクライミングウオールで練習を重ねているそうです。
この日は父親の牧人さんと一緒に沖畑教育長を訪ね、初の全国大会出場を報告。沖畑教育長は「近年、競技人口が増えている人気のスポーツで多くの選手が出場されますが、がんばって競技を楽しんでいただき、いい成績を残しください。将来は、地域クラブの指導者としてスポーツクライミングのおもしろさを子供たちに広げていただけたらと思います」とエールを送りました。
一方、伊倉選手は「一発勝負ですが、指導者が少ない中、自分たちの力で得た技術を精一杯発揮し、決勝進出を目指したい」と抱負を述べられました。本大会は12月23、24日に埼玉県で開かれます。